● 2005年08月12日(金) |
『本日の夏の風物詩』 ● |
セミがね、うるさいのですよ。
サイタミア州カワグチシティはね、大都会なので
うちの近所にセミは全くいないのですけどね
稽古場に向かう道のり、並木道があって、セミが大合唱しているわけですよ。
全裸で。
セミが全裸で。
セミは全裸なのですよ。
しかもあちこちに脱ぎ散らかして、脱皮した皮をそのまんまにしているのですよ。
片付けなさい!
たたんでタンスにしまっておきなさい!
それはそうと稽古の帰り道
その並木道でごそごそ歩く小物体を発見したのですよ。
ミュ?
脱皮する前のセミなのですよ。
これから脱皮すべく地面をごそごそ歩いているのですよ。
ああ、なんて神秘的な。
なんて素敵なジャパネスク。
こいつは数年間地中のお仕事を経て
いよいよ木に登って成虫へと進化するのですよ。
木を探すべく、力いっぱい歩みを進めているのですよ。
リアル幼虫をはじめてみたので、なんだかコーフンしてしまったわけですよ。
限られた残りの命、精一杯生きてくれたまへ。
でもなセミよ。
脱いだらちゃんと片付けろよ。
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