ウィングのつぶやき
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2005年04月13日(水) タイガーの変化

マスターズの興奮がようやく醒めてきました。
それにしてもタイガーは凄かったですね。ショットの迫力はやっぱり他の選手とは1ランク違う感じがします。それに小技も上手い。最終日16番のチップインバーディで勝ったような展開でしたが、あれはツキではなく、技術です。スピンをかけて低く出し、狙い通りの軌道でカップインさせましたよね。

ディマルコは惜しかったですね。この物語は、いつかディマルコがメジャーに勝つということで、完結して欲しいと思いました。

ところでテレビの解説者たちは、「タイガーの腕の使い方が変わった」と言っていましたが、ウィングは下半身の使い方がまったく別人になったと思います。

以前は左ヒザが伸びてインパクトして、そのまままっすぐターゲット方向に長くフォローを出していましたが、マスターズで見たタイガーは、左ヒザに余裕を持たせながら、右サイドをターンさせてインパクトしていたように見えました。その結果として、フォローで腕をターゲットに突き出すのではなく、上げていく傾向が出ているのではないでしょうか。

タイガー自身はインタビューで「スイングに対する哲学が変わった」と語っていますが、おそらく「直線的に叩く」イメージから「体のターンでボールを運ぶ」イメージに変化したのではないでしょうか。

飛ばしたいときは思い切り体をターンさせていましたよね。
そのために引っかかりが減り、ミスする場合はクラブが体についてこないときの右への振り遅れになっているようです。

いずれにせよスイングは良くなっていますよね。
もしかすると、今年は年間グランドスラムが見られるかもしれません。


ゴルフライター小林一人

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