ウィングのつぶやき
DiaryINDEXpastwill


2005年09月24日(土) 高橋千晶プロに注目

今週の水曜日に仙台に入り、ミヤギテレビ杯の会場で今年のプロテスト1位・高橋千晶プロに会ってきました。

高橋さんは永井(延宏)コーチに習い始めてブレイクした選手です。ちょっと疲れ気味でしたが、さすがにスイングがしっかりしていて、動きの「キレ」「速さ」を感じました。今後ぜひ、注目してください。

彼女はプロ2名と3人で練習ラウンドしていましたが、他の2人は正直レベルが低く、これからの選手です。二人とも揃って「上からぶつける」スイングイメージなので、インパクトでヘッドが跳ねてしまって、方向が安定しませんし、距離も出ません。

2人はクラブが長く見えるんです。これは重大問題ですね。

彼女たちのプレーを見ていて、やはり自分を高いレベルの中に置いておかないと、下のレベルの人に引っ張られてしまうなと思いました。

しかも、そのうちの一人にはコーチがついていて、彼にアドバイスを求めたりしながら回っているのです。これは危険。

そのコーチは「状況への対応が悪い」と自分の教え子をかなりこっぴどく叱っていましたが、「こんなスイングを作っておいて、現場で怒っても仕方ないのに」と少し嫌な感じがしました。小細工をしなくても、ライや傾斜に負けない強さがないと、プロではとても通用しないからです。

高橋プロに関していうと、スイングのクオリティはシードを争えるものを持っていますので、あとはどれだけ志を高く、たとえば1人で練習ラウンドできるような「強さ」を持てるかどうかでしょう。

自分自身も、それこそパープレーの世界でプレーするには、レベルの高い仲間を作って切磋琢磨しなくてはダメだと痛感しました。

また明日の朝、樋口会長のインタビューで仙台です。


ゴルフライター小林一人

My追加