ウィングのつぶやき
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2005年10月04日(火) 坂田プロからの電話

一昨日の日曜日、秋葉原を歩いていると、坂田信弘プロから電話が入りました。
「お〜コバか。坂田だ」
いつもの第一声です。
ときどきかかってくるのですが、大抵の場合、特に用事があるというわけでもなく、ある意味定期連絡ですね。
ひとしきりしゃべった後、決まって最後に
「他になんかないか?」って聞いてくるんですけど、
その台詞を聞くといつも、奥さんへの電話みたいだな〜と思って
なんだか可笑しくなります。

坂田プロに関してはみなさんいろんな感想をお持ちでしょうが、
けっこう近くで見ているウィングとしては、「情に厚い人」という印象が強いですね。そして記憶力がいいことにも驚かされます。

自分も含めて、関係者の電話番号ぜんぶ覚えてるんですもん。まさに「人間電話帳」です。携帯電話を持たないがゆえに芽生えた特殊技能だとは思いますが、なぜ携帯を持たないかは・・・・やめときましょう(笑)。

苦労人なので、周りに気を使うし、とても義理堅いし、尊敬できる人だと思います。

理論に関しても、初めてクラブを握るジュニアをある一定のレベルまで育て上げてしまうのですから、認めざるをえないと考えます。

だって0から1にするって難しいですもん。
1から2にするよりずっと大変ですよ。プロコーチは5を6にするような仕事だと思いますけど、どっちが難しいといったら、自分は0から1だと思いますね。

たとえば、初心者を教えてみるとよくわかるのですが、腕を正しく使わせるのは大変なんですよ。「軟らかく」というとヒジが折れてぐにゃぐにゃしてしまうし、「硬く」というとロボットみたいになってしまうのです。

「硬さ」「軟らかさ」どちらもないとダメなんですけど、ウィングとしては、「硬い」から入って「柔らかさ」教えたほうがベターだと思うのです。

そういうときに「ショートスイング」は役に立つメソッドなんですね。特に体をしならせることができるジュニアを教える上では有効なのではないでしょうか。

ただ、体がしならない人にとってはキツイ部分もあるわけで、それがゴルフ理論の難しさです。

要するに、万人に通用する正解というものはないわけで、あくまで「いろいろな考え方がある」ということなんです。

それをみなさんに理解してもらうための判断材料を提供するのが、ゴルフライターという仕事なのだと思っています。

ちなみになぜ秋葉原にいたかというと、巷で話題の「メイドカフェ」なるものを見学しようと出かけたのですが、混んでて入れませんでした・・・。

とりあえず入り口のドアから中を覘いてみたのですが、そこには別世界、というか学園祭の模擬店にしか見えないチープな空間がありました。

というわけで、「お帰りなさいご主人様」と迎えてくれるのかどうかは不明です。また、再び訪れるかどうかも未定です。













ゴルフライター小林一人

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