「ここはもう秋だぞ!」夫の言葉に誘われてクルマから降りる。 眼下に直立する木々の梢、何処までも続いているような深い谷・・・ 足元にひんやりとそれは涼しいのとは少し違う秋の気配がした。 吹き上げてくる風、足元をくすぐるのではなく・・そこに佇むように命令する風。 私たちは呆然と秋を感じる。空に手が届きそうな場所・・ああ秋だねと呟く。
いきなり自分の言葉に酔っているような今宵ですが・・はい!すでに酔っ払っています。 帰宅してからずっと飲み続けていて、もはや手遅れ状態です。(笑)
晩御飯はお盆ということで“ボンカレー”にしました。 息子だけ“吉野家の牛丼”です。実は今日のお弁当もそうでした。 我が町には吉野家がないのですが、最近通販でそれを買うことを覚えました。 冷凍で15食分入っていて“吉野家フーズ”と記してあるからには本物ですよね? 宅配会社の手違いで最初に注文したやつが、少し解凍気味だったというので また新たに送って来てくれました。ウチのは解けてはなかったけど遠慮なく頂きました。 だから冷凍室に・・30食の牛丼です!息子が大喜びして毎日のように食べています。
ボンカレーと牛丼・・これではあまりにも手抜きだとしっかり自覚していますが、 海辺の親戚から“伊勢海老”が届きました。 すぐに食べられるように茹でてあったので最高の肴ですよね。 夫がもっと食べやすいようにと切り目を入れてくれました。
「あっ!親父が包丁持ってる!」息子が叫び、「おお!初めて見た〜」と娘が歓声を上げる。 私は過去を遡りしばらく思い浮かべてみたが、それは私の記憶にもないことであった。 「松方に似ているぞ!」「いや梅宮や!」そんな囃しが飛び交う中、夫は包丁を振るう。
「俺はね・・早く食いたいの!」辰っちゃんが振り向いてにかっと微笑む。 そして早いもの勝ちで各自むさぼるようにご馳走になった。 私もかろうじて小さいのをゲットし、冷たいビールをぐぐいっと飲み干したのである。
娘が彼氏と隣り町の花火を観に行くと言う。 「俺も・・行きたいなあ・・」と息子が淋しそうに呟く。 「私も・・私も行きたい!」と期待を込めて声を上げたが・・夫はそそくさと逃げて行った。
今日は少し遠出のアッシー君でした。 おかげで助手席でたくさんお昼寝が出来たのです。 どうもありがとう!また連れて行って下さいね。
今日はとても“いい日”だった・・・。
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