ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2003年03月22日(土) 雨のち晴れ

雨のち晴れの天気予報だった。いいな・・こういうの。曇ることがないなんて。
咲き始めた桜が美味しそうに雨を味わっている。そんな朝の風景だった。

雨合羽を準備して川仕事に行った。川沿いの道を軽トラックでゆっくりと走る。
いつものように脇見運転しながら。雨に煙る四万十も好きだなと思う。

河口付近で小鴨の群れに遭遇した。すごく可愛い・・みんなで一斉に川上へと泳いでいた。
灰色の川面にたくさんの命。流れに逆らって力強く漕ぐように進む。すいすいと気持ち良い眺め。

その時の私は“川漁師のおばさん”ちょっとダルダルで今日は休みたい気分だった。
また例の嫌な気分が襲って来て・・振り払ってもどんどんそれが負いかぶさって来て。
はぁ・・まただ。まったく・・どうしようもないやとか自己嫌悪しそうな時だった。

小鴨の逞しい姿に心を打たれる。見れば、ついこの前まで冬枯れていた木々にも新芽が。
雨が降れば傘を差すのがニンゲン。でも自然の命は天に逆らうことが出来ない。
たとえ嵐になっても木々は揺れながら時を待つ。あるがままを受け止めるのが自然。

はっとして心が軽くなる。ちっぽけな苦に惑わされてはいけないのだね・・。

胴長グツを履き雨合羽を羽織る。雨の粒が顔を濡らし始める。
よっしゃ!勇ましく水の中に突入。まるで小鴨のつもりの私だったりして。

海苔網に手を伸ばし丁寧に海苔を摘む。これは実は・・好きな作業だった。
好きなのに何を嫌がってたんだろうって思った。どんどん手が伸びて行く。

雨が水面をコロコロと転がる。これは見ていてとても楽しい。
雨粒は落ちてすぐには水に溶けない。ほんとうに真珠のように可愛く跳ねて転ぶ。
すると私の周り中真珠が転がっている。おお・・私って結構贅沢ではないかなんて思う。

ありがたいことだ。雨がこうして喜びを運んで来てくれるなんて。

二時間後川から上がった河童みたいな私。
重い海苔かごをトラックに積み込み、ちょっとふは〜っと大きく息をつく。
胴長グツを脱いでトラックに乗れば乱れた髪を気にしたり・・女である事を決して忘れないでいたい。

午後・・作業場で海苔を洗い・・後はずっと手作業の時間だったり。
ラジオを聴きながらジョージア飲みながら・・それはそれで有意義な時間。

やっと作業が終わりかけた頃、雨がぴたりとやんだ。
するとほんの5分もしないうちに薄陽が差し始める。
おお!天気予報やるじゃんって嬉しい気分になる。

どんどん太陽の匂いがして来る。思わず深呼吸したくなる春の匂い。
信じられないくらい青空が広がっていた。


       雨のち晴れは・・・やっぱすごい嬉しいね。


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