ぽっかぽかの春の一日。さらさらと髪を梳くように風が春の息を吹く。
少しだけ寝不足気味・・・。やっぱその日のうちに家に帰るのは難しいね。 平日にも関わらずみんなどんどん盛り上がってしまって、3次会まで行ったもよう。 私はひとりだけ12時に帰ったよ。我ながら・・よくセーブしたなあと思う。 でもすごい後ろ髪を引かれる思い。みんなに見送られてタクシーに乗ったら、涙出そうだった。
バド仲間のふたりがご主人の転勤で引っ越すことに。昨夜はふたりの送別会だった。 Aちゃんとは6年間、Sちゃんとは2年のお付き合いを。ともに汗を流したふたり。
Aちゃんは酔っ払うと人格変わっちゃうひとで、それが彼女の特技のようなキャラ。 とにかく役者さん。歌って踊るは暴れるは、誰構わず抱きついたりたまに唇を奪ったりする。 でも・・少しも嫌らしくなくて可愛い。酔って理性を失うのも愛嬌だと思える楽しいひと。 すごく感情豊かで素直なひとだと思う。嫌っている仲間もいるけど・・私は彼女が好きだった。
Sちゃんとはあまり親しくはなかったけど、昨夜初めて親しくなったような。 今まであまり一緒に飲んだ事がなくて、最後にやっと飲めたねって感じだった。 もう遅いのだけど・・もっといろいろ話したかったなと思った。
二次会のカラオケ屋さんで、例のごとくAちゃんがぶっ飛んじゃった。 みんなお腹をかかえて大笑い。そして逃げまわる男性陣たち。捕まったら食べられちゃう。 昨夜はいつもよりずっと度を越えてる感じで、少しはらはらする場面もあった。
で・・すごく盛り上がっている際中、それはほんとに一瞬の出来事だったんだけど・・・ 突然Aちゃんの電池が切れてしまったのだ。すごく高い所から落っこちてしまったロボットみたいに。
Aちゃんは男性陣ではなくて・・Sちゃんに抱きついた。 それからまるで小さな子供みたいに肩を震わせて・・泣き出してしまったのだった。 母親みたいに抱きしめるSちゃん。ふたりはお互いの肩をしっかり抱いて・・涙ぽろぽろ。
しばしみんなで切なさに落ちる。私もちょっともらい泣き・・。 ああ・・ふたりがいなくなるんだ・・ってその時やっと実感したような。 きっとみんなも同じ気持ちで、別れを受け止めていたと思う。
男性陣たちが代わる代わるマラカスの柄でAちゃんのお尻を突きまくる。 「ほら笑え ほら歌え ほら踊れ」と囃し立てたり。
泣き腫らした顔でAちゃんがすくっと立ち上がった。みんなで拍手喝采。 最後の舞台よ〜そんな笑顔。そして再びスイッチオン。
この町へ引っ越して来て、初めてバドミントンを始めたふたり。 家事や子育てに追われる日々・・でもすごく熱中出来ることが見つかってよかった。 そしてたくさん仲間が友達が出来て、どんなにか励まされたことだろう。
また・・見知らぬ町へと流されていくふたりだけど、きっとこれからも続けられる。 ともに汗を流すことの喜びは一生忘れないと思う。
最後に流れた歌は・・・「夢をあきらめないで」
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