ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2003年05月03日(土) いにしえの彼と

太陽が両手を広げて微笑んでいるような初夏の一日。
雲ひとつない青空が嬉しくて・・どこかへ出掛けたいなと思った。

隣り町の砂浜美術館でTシャツアート展が開催されていたり。
潮風をいっぱい浴びて揺れるたくさんのTシャツ。それはとても爽快な眺めなんだけど。

去年は一人で行ったのだった。悪天候だったのにどうしても行きたいと思ったりして。
たぶん写真が目的だったように思う。とにかく撮りたいと思った・・ただそれだけの理由だったかも。

でも・・今年はそうじゃないみたい。その証拠に・・一人では行く気がしなかったから。
夫君が「暑いぞ!」って言う。「観光客がウヨウヨ居るぞ!」って。
ああ・・そうねと私も思う。なんかしんどいよね・・とすぐに気力がなくなってしまう。
私も夫君に似て出不精になったらしい。別に無理に行かなくてもいいじゃんと思うところとか。

で・・結局午後から茶の間でテレビを観て過ごしてしまった。
夫君と一緒に茶の間で過ごすのは・・多分お正月以来だと記憶する。
茶の間と言うより彼の部屋なんだけど、なんかちょっと緊張したりして可笑しな気分。

深作欣二作品の『忠臣蔵外伝四谷怪談』をふたりで夢中になって観ていた。
高岡早紀って・・胸すごいね。とか話し掛けては赤面したりして。
ラストシーンがとても好かった。お岩と伊右衛門が労わるように微笑み合うとこ。
うっうっうっ・・と涙が込みあげて来たんだけど、いけない一人じゃなかったんだ。
彼の視線が気になって泣くにも泣けないありさま。微妙にこっぱ恥ずかしいひと時となりにけり。

たまにはこれもいいか・・と思ったりした。それぞれ自由もいいけど・・たまには一緒にね。

結婚して24年かな?やっとお互いの自由を束縛しないようになったのだけど。
このまま行けばジジババになっても気楽に暮して行けるかな・・と。
もう耐えられないと思った束縛も・・今は遠い出来事になったような気がする。

午後4時にはそれぞれが冷蔵庫を開けていた。プシュッとビール缶を開ける音が聞こえる。
あっ!やってるな〜って私も負けじと喉を潤す。

「ついでに酒もやめたら」と彼が言う。それはあんまりだと笑って反論。
実は煙草も・・今日は時々吸ってみたりした。暗示とか一切なくしてごく自然に。
おかげで昨日みたいな吐き気もなくて・・なんかすごい楽な気分。

でも・・私の禁煙をイチバン望んでいるのは彼だから・・
たとえその日が遠くても安心させてあげたいなと思ったりしている。

      昔むかし・・出会った頃に・・
      
    「俺・・煙草キライだから」その一言で止められた煙草だから。


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