今夜は・・穏やかな海をひとり静かに眺めているような気分で・・ 誰かを待つといった心でもなく、ただひたすら立ち竦むようにです。 こうしていると荒れた日のことなど・・まるで夢だったように思えるから。 不思議。波が愛しく思える。ひたひたと忍び寄るような囁きになって。
助けて欲しいと思わなければ救われるものです。 待ち望んでいなければきっと訪れるものです。
などと・・思い。またひとつ嵐が去っていく。 ずぶ濡れになりたければなってみることですよね? 転んで泥だらけになるのもよろしくてよ。 泣きじゃくりたければ泣けばいいのですから。
などと・・思い。この穏やかさに感謝しておりまする。 いろいろ・・もうそれは過ぎし日の葛藤とか。 思い通りにならないことへの憎しみとか。 がんじがらめの身を嘆くこととか。まだほかにありますか?
いえ・・もうないです。いまは・・何も思い出せない。
ゆっくりと日常の扉を閉めている。 決して終らない日々の背中をそっと押すようにして。 逃げ隠れるのではなくてそれを見届けるように。
一日を終るのが幸せです。
あとは・・静かな波ばかり。あとは寝息と夢ばかり・・・かな。
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