| 2004年07月18日(日) |
あの日・・海へ行った |
かーさんの夢は私が叶える。そう言ってサチコは彼と遠出した。 いったいどこまで行ったのやら。かーさんの夢は果てしなく続く。
かーさんは思うに。もしかーさんが『そのひと』と結ばれていたら サチコという子はこの世に存在しなかった・・。 彼もしかり。ふたりとも生まれいずることはなかった。
縁というもの。こうして巡り巡りして。切れずにあった『糸』を感ずる。 かーさんは。もうじゅうぶん。ここまで生かせてもらっただけで。
あの日。海へ行ったのだった。 ふと差し出された手にそっとふれた時。あの戸惑いに似たつかの間の時を。 別れるのでもなく終るでもなくして。それっきりだった時を想う。
「どうして僕じゃないんだ・・」と。そのひとは言っていたそうだ。
|