カレンダーをめくると真っ白な雪景色だった。 そういえば去年も12月に初雪が降ったっけ。 南国土佐にも冬将軍がやってくる。 ほらもうすぐそこにいてちょっぴり笑っているようだ。
晴れてはいたけれど風がとても冷たい一日だった。 娘が友達とイベントに出かけるのだと言って 朝から夕方まで綾菜を預かっていた。 一日中綾菜と過ごせるのはとても嬉しいけれど お守りはほんとうに大変でバーバはくたくたになってしまった。
人見知りが始まった綾菜はジージの顔を見ても泣いてしまう。 これにはさすがのジージも参ってしまったようだった。 抱っこすることも出来なくておろおろとするばかり。
お昼前に少しだけ眠ってくれてご機嫌になったところで離乳食。 ごっくんするのがずいぶんと上手になってぺろりと平らげた。
それからが大変。お昼寝の時間になって大泣きになった。 それは今に始まったことではないのだけれど 抱っこしてあやすのにもとにかく重いのだった。 昔の子育てならおんぶをすればすぐに眠ってくれたのだけれど 今の子育てはあまりにも昔と違っていることに戸惑うことが多い。
一時間ほど泣きじゃくる綾菜をあやしていたけれどもう限界。 ジージの提案でドライブに出かけてみることにした。 そうしたら10分も走らないうちにすやすやと眠り始める。 クルマの揺れがちょうど良かったのだろう。これは大成功だった。
帰宅してやっとバーバもひと休みが出来るとほっとしたのもつかの間。 30分もしないうちに目を覚ましてまたジージの顔を見て泣き出してしまった。
お散歩に行ってみようか。外に出てみたけれど寒くてほんの少しだけ。 風のあたらない陽だまりを見つけて娘の帰りをずっと待っていた。
午後四時、やっと娘が帰って来る。 その顔を見るなりほっとしたのか綾菜はおいおいと泣きながらすがりついた。
「えらかったね、ほんとにえらかったね」っていっぱい抱きしめる娘。 幼い子供にとってどんなにか母親が必要なのかつくづくと感じた一瞬だった。
「綾ちゃん頑張ったよ、すごくおりこうさんだったよ」って微笑むバーバであった。
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