二十四節気の「穀雨」それは思いがけないほど冷たい雨になった。
けれども植えられたばかりの田んぼの稲や、畑の作物にとっては 恵みの雨に他ならずきっと喜んで天を仰いでいたのではと思う。
午後、義妹と私たち夫婦とで姑を迎えに行っていた。 車椅子でクルマまで行き夫が抱き上げてやっと家に帰って来る。
「軽くなったな・・」夫のつぶやく声がとてもせつなく聞こえた。
入院前の姑はまだ自力で少しずつでも歩くことが出来たというのに もう立つことも出来なくなっている。なんのために入院したのか わずか10日でこんなにも弱ってしまうものかとやりきれない思いになった。
けれども今は病院にすべて任せるしかないのだろう。 リハビリの成果がきっと出てくると信じて見守っていこうと思う。
今夜は久しぶりに息子が帰って来てくれてとても嬉しかった。 元旦以来ではないだろうか。姑も会うことが出来てとても喜んでくれる。
晩ご飯は質素だけれど「鯵のひらき」を焼いて出したら 「おお、魚じゃないか!」と大喜びして食べてくれた。
ちっともご馳走じゃないのに息子にとってはそれがご馳走なのだと言う。
母はなんだか感激してしまってちょっとほろりんとしてしまった夜だった。
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