心配していた台風の影響もなく青空に恵まれる。 とても蒸し暑く、この夏いちばんの暑さになったようだ。
玄関先のツバメの巣から小さくて可愛いひな達の姿が見えた。 今年も駄目かもしれないと諦めかけていたから、なんとも嬉しくてほっとする。
どうか無事に巣立ってくれますように、そっと見守りながら手を合わせている。
水曜日は姑のリハビリの日。一週間がとても早く感じる。 姑が楽しみにしているのと同じように私も楽しみにしていた。 歯を食いしばって一生懸命頑張る姑の姿に今日も感動をおぼえる。
リハビリを終えてから入院している叔母のお見舞いに行く。 実は昨日従姉妹から電話があって、最悪の状態であることを知った。 意識があるうちになんとしても姉と妹を会わせてあげたかった。 会話が出来るのも今日が最後かもしれないと思うと心がとても痛む。
けれどもみんなで微笑みながらまた来週会いに来るねって約束をした。
命のともしびがもうすぐ消えようとしている。 どんなに願ってもどんなに祈っても、それはどうしようもなく儚いものだった。
帰宅して夫が姑にすべてを打ち明けた。 姑は悲しいと言うより悔しくてたまらないような顔をして絶句する。 言わずにいたほうが良かったのではないかとふと思ったけれど 「覚悟」をしていたほうがずっと良いのだと夫は言う。
覚悟をするのはほんとうに辛いこと。けれども誰も逃げることはできないこと。
お大師堂で手を合わせながら、ろうそくの灯りが目に沁みるようだった。
その灯りをいつものように消す。それはほんとうにあっけなく消えていく。
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