今朝は気温がぐんと低くなり、涼しさを通り越して肌寒いくらいだった。
空は雲ひとつない秋晴れ。ひんやりと爽やかな空気がとても心地よい。
午前中は川仕事、水が冷たいかなと思ったけれどそうでもなくて やがて薄っすらと汗も流れ始めてはあはあしながら二人で頑張る。 毎年のことだけれど、ひとつひとつの作業をこなしていきながら どうかこのまま順調でありますようにと願わずにはいられなかった。
「博打みたいなものだからな」夫は毎年そう言う。 どんなに苦労をしてもそれが必ず報われるとは限らない。 かつては収穫ゼロの年もあり、途方に暮れたことをふっと思い出す。
だからと言って不安がってばかりいては前に進めない。 やれるだけのことをやって後は天に任せるしかないのだと思う。
「お疲れさん、今日はえらく頑張ったね」微笑みあう一瞬が希望につながる。
あと二日もあれば漁場の準備も完了するのだけれど 明日は姑さんのリハビリの日で夫が一人で川仕事へ行く事になった。 リハビリをお休みしようかと考えていたら夫が首を横に振る。 「俺は一人で大丈夫だから、連れて行ってあげてくれ」と言うのだった。
週に一回のリハビリをほんとうに楽しみにしている姑のことを 息子である夫も母親のことをすごく思っているのだなとつくづく感じた。
「忙しいのにすまないねえ」明日は姑にそう言わせないようにしたい。 そう思いつつ、ふっと言葉や行動で姑に気を遣わせてしまうのではないかと 気になったりしている。気まずい思いだけはさせてはいけないのだ。
どんな日もあるけれど、出来ることを出来る日に。 そうしてみんなが笑顔でいられるように明日の風に吹かれてみようと思う。
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