クリスマスイブ。一週間後にはもう大晦日だった。 だからといって急がなくてはいけない理由など何もないと言うのに なんだかざわざわと落ち着かなくて心までも駆け足になってしまうのだった。
山里の職場がちょっと大変。ちょっぴりどん底の気分なのだけれど みんなで励ましあってなんとしてもこの苦境を乗り越えたいと思っている。 神様が這い上がるチャンスを与えてくれたのだと思うことにした。 くよくよしていても何も始まらない。とにかく歩みださなければいけない。
仕事を終えて綾菜の耳鼻科に付き添う。病院が見えるなりもう泣き出してしまった。 完治を願っていたけれど、まだ片方の耳が治っていなくて娘と二人肩を落とす。 年明け早々の予約をして泣きじゃくる綾菜を連れて逃げるように帰って来た。
いっぱい泣いたけど今日もえらかったね。頑張ったからサンタさんが来てくれたよ。
プレゼントの絵本を受け取るとすっかり笑顔になってくれて嬉しかった。 泣いたり笑ったり、そんな姿にどんなにか心を癒されていることだろうか。
おばあちゃんにもサンタさんが来てくれたの。それは綾菜そのものだった。
どんな日もあるけれど毎日が贈り物。そんな日々をありがたく受け止めている。
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