明けて三日、朝は霜が降りていて冷え込んでいたけれど 日中は風もなく穏やかな小春日和となる。
元旦は家族が勢揃い、昨日は綾菜のお守りと忙しくしていたけれど 今日はやっとのんびりと出来そうで夫と二人で初詣に出かけていた。
四国霊場37番札所の「岩本寺」はとても好きなお寺だった。 クルマでちょうど一時間、穏やかな朝の海を眺めながらのドライブ。
お遍路さんの姿もたくさん見られた。白装束のちびっ子遍路さんもいてびっくり。 可愛いお遍路さんが鐘をついている姿はなんとも微笑ましかった。 来年には綾菜も連れて来てあげたいねと、もう来年の話などする。
二人でおみくじを引いたら二人とも「吉」だった。 大吉でないほうがなんか良いよねと二人で微笑みあう。 ちょうどいいくらいの幸せ。それでじゅうぶんだと思える。
お守りを買ったらお接待ですよと蜜柑をいただく。 それはとても思いがけないことでとても嬉しかった。
それから岩本寺を後にして四万十川をさかのぼる。 四万十町十和にある道の駅をめざしてまたまたドライブだった。 そうして楽しみにしていた昼食、「とうわ御前」という定食を食べた。 炊き込みご飯、茶わん蒸し、青さ海苔の天ぷらもあって大満足だった。
クルマは私の生まれ故郷へと向かう。ちょうど一年ぶりの故郷が懐かしい。 もしかしたらまだ住んでいた家が残っているかもしれないと思った。 でもそこまでは行けないと夫に却下されてしまってちょっと残念。 後ろ髪を引かれるような思いで故郷の風景がどんどん遠ざかって行った。
生まれてから9歳まで過ごした山村も、今は合併して四万十市になっている。 去年の夏は日本で一番暑い町だと評判になってちょっぴり自慢げに思ったりした。
幼い頃のたくさんの思い出を私は一生忘れることはないだろうと思う。 「今度は真夏に来てみるか」夫の言葉がとても嬉しくてならなかった。
まだ今年が始まったばかりだと言うのに、夢のような日々が目に浮かぶ。 夢ばかり見ているわけにはいかなくて現実はとても厳しいのかもしれないけれど
あたえられた日々を全うしながら忘れずにいたい夢もふくらませていきたいものだ。
|