夕方からみぞれのような雨が降り始めた。 しんしんと底冷えするような寒さである。
歳のせいかお風呂に入るのがとても怖い。 ヒートショックで亡くなる人が多いと聞いてからだった。 脱衣所をヒーターで温めてから入るようにしているのだけれど 肩までお湯につかると心臓がぱくぱくして気が遠くなる。 寒い夜のお風呂がいちばんの楽しみだったと言うのに なんとも情けないことになってしまったものだ。
無事に入浴を終えるとほんとうにほっとする。 はだかんぼうで死ぬのだけはなんとしても避けたいと思う。
こんなに生きていると言うのにいつも死と隣り合わせ。 歳をとるということはこういうことなのだろうか。
「そんな人に限って長生きするもんだぞ」いつも夫に笑われる。 もっともっとあっけらかんと生きていられたらどんなに良いだろうか。
今日も午前中にお大師堂にお参りに行って、それから川仕事だった。 作業場で作業をしているとお大師堂仲間のいとこがやって来て お大師堂に若いお遍路さんが来ているよとおしえてくれる。 会ってみたいなと思ったのだけれど、そのまま行けず終いになってしまった。 明日も冷たい雨の予報。もしかしたら会えるのかもしれない。
大橋を渡るお遍路さんの姿もほとんど見かけることのないこの頃。 暖かくなったら春遍路さんも多くなるだろう。春よ来いはやく来い。
寒い冬のおかげで春の喜びを感じることが出来る。
ご近所の寒桜のつぼみが日に日にふくらんでいる。
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