高知城下の桜が満開になったそうだ。 四万十はまだ5分咲きだろうか、ゆっくりと桜の季節を楽しみたいものだ。
とは言っても儚い桜。明日は桜雨になりそうだった。 どうか優しい雨であって欲しい。桜の花が泣いてしまわないように。
相変わらずの忙しさで今日もめまぐるしく一日が過ぎる。 忙しいのはありがたいことだよ。夫の言葉にうなずいている自分がいた。 独楽鼠のように動き回りながらも手を合わす気持ちを大切にしたい。
嬉しかったのはお昼に息子夫婦と孫の圭人が訪ねて来てくれたこと。 ほぼひと月ぶりに抱く圭人はずいぶんと重くなっていたように感じる。 一か月検診も順調だったようでほっと胸を撫で下ろす。 母乳もごくごくとたくさん飲んでいるようでおかげですくすくと成長している。
ほんのつかの間の事だったけれどよく来てくれたものだととても嬉しかった。 帰り際になって息子たちがまだお昼を食べていないことを知ったけれど後のまつり。
なんのおもてなしも出来なかったことを詫びながら見送ることのせつなさ。 「おかあ、今度焼肉でもしようや」息子が言ってくれた。うん、そうしよう! 父さんも母さんも川仕事を頑張るよ。美味しいお肉をいっぱい食べさせてあげるから。
息子たちを見送ってからまた午後の作業に精を出す。 慌ただしさのなかにもほっとする瞬間があってとても癒されたように思った。
日課のお大師堂参りにも行けなかったけれど、お大師さんも微笑んでいてくれるだろう。
明日はあしたの風がふく。どこにいてもどんな時でも手を合わすことを忘れない。
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