ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2014年07月18日(金) 月見草

月見草の花が開くとき「ぱちん」と声をあげるのだそうだ。
それは夕暮れ時なのだろうか。一度だけでいいからその声を聴いてみたいものだ。

生きていると言うことはそういうこと。
野の花も雑草もみんなみんなそうして生きているのである。

月見草の話を聞いたのはもうかれこれ30年ほど昔のこと。
当時勤めていた職場の上司から教えてもらったことだった。

その方がまだ19歳くらいの頃だったらしい。
大好きな男性とデートをしたのだと懐かしそうに話してくれた。
胸がどきどきしてまるで夢を見ているようなひと時だったそうだ。

土手の草の上に腰をおろして沈んでいく夕陽を見ていたそのとき
「ぱちん」と声がした。それはいくつも聴こえてきたと言う。

二人のまわりに月見草がいっぱい咲いた。レモン色の初恋みたいに。
それは一生忘れられない素敵な思い出になったのだそうだ。


月見草の花を見るたびにその話を思い出す。
そうしてすごく私のことを可愛がってくれたその方を思い出す。

元気にしているかしら。母と同じ76歳になっているのだな・・・。


 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加