あけて三日。夜明け前には静かに雨が降っていたようだ。
耳を澄ますほどの雨音。その優しさはまるで春のようだった。
日中は曇り空だったけれど気温が高くなりとても暖かくなる。
娘が仕事だったのでふたりの孫と一緒にたくさんお散歩をする。
土手から河川敷までおりて草の道をどんどん歩いて行った。
「まだまだ行こうよ」と綾菜の声に励まされるように
芽奈と手をつないで汗だくになって追いかけて行った。
そうしてまた土手にあがって四万十大橋のたもとまで。
休憩所のベンチでひとやすみ。ちょこんと並んで座るふたりが
まるで絵のようにまぶたに映る。こころのシャッターを押すのはいま。
なんとも穏やかな午後だった。ゆったりと流れる大河のように。
「また来ようね」と約束をして家路につく。
「おばあちゃん、こんどはおべんとうもってこようね」と綾菜。
そうね、それがいいかも。ばあちゃんも楽しみになってきた。
楽しみは待つのではなく自ずから作るものだなとはっとするように思った。
ついつい引っ込み思案になってしまう自分にちょっぴり喝を入れる。
夕飯にお正月の昆布巻きが一本残っていて、娘が「いただき〜」と平らげる。
30本作った昆布巻きもこれでお終い。頑張って作ったかいがある。
あっという間の三が日だったけれどずっと穏やかに過ごせて良かった。
明日は仕事始め。孫たちの保育園もまた始まる。
どうかどうか穏やかな日々を。今夜も手を合わせて眠りたいと思う。
|