予報通りの雪になる。風も強く吹き荒れなんとも寒い一日だった。
積雪を気にしながら念のために仕事を休もうかと思案していたところ
いつも姑さんのリハビリに付き添ってくれている弟嫁が
今日はどうしても行けなくなったと連絡がある。
とっさに「私が行くから大丈夫」と応えてしまった。
姑さんにはずっと不義理を重ねていてすごく気になっていたから
今日こそはと思う。少しは嫁らしいことをしてあげたかった。
小雪が舞うなかをじいちゃんの運転で市民病院へ向かった。
後部座席で姑さんの細い身体を抱きかかえるようにして行く。
もう二年も前の事なのか。私が一緒に来ていた頃は
まだ歩行器で歩くことが出来ていた姑は、もうそれすら出来なくなっていた。
身体が硬くなってしまって膝を曲げることもままならない状態。
なんとせつないことだろう。なんだか涙が出そうなくらい哀しかった。
辛かったけれど今日は一緒に来てほんとうに良かったと思う。
「知らなかった」では済まされない。もっともっと現実を見なければ。
そうしてこれからは今までの不義理を少しでも挽回したいと心に誓う。
午後、お大師堂で手を合わせながらまだ歩くことが出来た頃の姑を思い出す。
毎朝必ずお参りを欠かさなかったこと。今もどんなにか心残りだろうか。
強い西風にあおられて白波の立つ川面をながめながら
私はわたしに出来ることをこれからも精一杯やりとげたいと思った。
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