朝のうちは晴れ間があったが午後から雨が降り始める。
場所に寄りけりで山里では土砂降りの時間帯があった。
百日紅の盛りが過ぎ鉄砲百合が目立つようになった。
枯れた紫陽花の傍に寄り添うように咲いている姿を見ると
なんだかとても優しい気持ちになるのだった。
鉄砲と言うよりラッパに似ている。
一斉に横を向いて咲くので「鉄砲」と名付けられたのかもしれない。
日本古来の百合で明治時代には海外へ輸出されていたそうだ。
アメリカやフランスにも咲いているのだろうか。

午後から仕事が忙しくなり2時間の残業となった。
帰宅したら洗濯物が畳んであり台所も綺麗に片付いていて驚く。
まだ微熱があると云うのに娘がやってくれたようだ。
家の中のことが気になり寝てばかりはいられなかったのだろう。
私が早く帰宅していたら無理をさせずに済んだのにと思う。
夕飯はスーパーのお惣菜で済ます。つい揚げ物ばかりになった。
娘婿は相変わらず何を食べても味がしないのだそうだ。
明日から仕事復帰なのに大丈夫だろうかと心配になる。
娘は少しだけ食べられたようだ。食べ物によって苦みが違うらしい。
熱が完全に下がれば治るかもしれないので様子を見るしかない。
どちらにしても美味しく食べられないのが可哀想でならなかった。
娘夫婦以外は皆元気で食欲も旺盛である。
特に私の食欲は旺盛過ぎてダイエットどころではない。
体重はどんどん増えるばかりでもうどうしようもなくなった。
そんな体重増加のせいかもしれないが足の痛みが酷くなっている。
もう慣れてしまっているので辛いとは思わないのが幸いに思う。
諦めているわけではないがなんだかもう疲れてしまった。
もうどうでもいいやと投げ遣りになっている気がする。
今日は無事だった。明日はどうだろう。
毎日がその繰り返しで日々が流れていく。
何かをする度にこれは明日ではいけないと思ってしまうのだ。
今日のことは今日のことでなくてはならない。
明日が見える鏡など何処にもないだろう。
とにかく眠る。目覚めたら明日になっているのが「理想」である。
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