ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年09月21日(木) 遅かれ早かれ

夜中に雨が降っていたようだが日中は曇り。

時おり薄日が射してずいぶんと蒸し暑かった。


紅い彼岸花に黒アゲハ(蝶)が止まっているのを見た。

その色のコントラストにはっとして胸がどきどきする。

よく写真でも見かけるが黒アゲハは彼岸花が好きなのだろうか。

蜜を吸っているのならそれはどんな味がするのだろう。






義父がやっと面会に行ってくれる。

よほど思いがけなかったのか母がとても喜んでくれたそうだ。

「ご飯は食べよるかよ?」と訊いたら「食べよるよ」と応えたらしい。

嘘だと分かっていても何も言えなかったそうだ。

話しているとやはり呼吸が荒くなりしんどそうになるのだが

酸素マスクは嫌だと母が拒否したと云う。


医師との面談もありこれ以上の治療法が無いこと

日に日に衰弱していくのを見守るしかないのだろう。

施設側は病院と連携し「看取り看護」を行うことになった。

「持って今月いっぱいでしょう」医師からそう告げられて

義父はさすがにショックな様子を隠せずにいた。


私はどうしたわけかさほどショックを感じない。

それだけの覚悟が出来ているのかも定かではなかった。

ただ「もう逃げられない」と思う。追い詰められているのだろう。

遅かれ早かれその時が来るのだ。もう受け止めるしかないと思う。


母の死装束に着物を持って来るようにと頼まれたらしいが

どうしてもそんな気分にならなかった。間に合わないかもしれない

そう思っても箪笥から着物を出すその行為が出来ないのだった。


挙句に昨夜もここに記したが母のミラクルを信じている。

まるで母が不死身であるかのように思い込んでいる。

矛盾しているが「そんなことがあるわけがない」とも思っているのだ。


どちらにせよ母の死は決して免れない。

覚悟とはいったいどう云うことなのだろうか。

私は本当に覚悟しているのかどうか分からなくなってしまった。



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anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

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