今日も爽やかな晴天。真っ青な空に秋桜が映える。
純白の秋桜がたくさん咲いている場所があるが
写真を撮りたい気持ちばかりで身体が云うことを聞かない。
以前の私ならすぐに車を停めて駆け出していたことだろう。
今日は整形外科の通院日だったが朝から憂鬱でならない。
ずっと仕事が忙しかったので予約時間に間に合うだろうか。
その時間までに行かなかったら後回しにされるのではないか。
どれほど通い続けても足が治ることもないのだった。
あれこれ考えているとなんだか無駄足のように思えて来る。
そうして行き着く先は「めんどくさい」なのであった。
他の誰のためでもない自分のためだと云うのになんたることだろう。
結局は定時で仕事を終えられ予約時間に間に合った。
それでも30分は待たなければいけない。少し苛々する。
診察ではどうしても痛みを訴えるしかなく医師に慰められる。
レントゲンを撮ったら前回よりも明らかに悪化しているようだった。
大学病院だったら即手術室に運ばれる程らしい。
職場の状態や私の仕事の内容を話して医師はなんとか納得してくれたが
必ず限界が来ると半ば脅かすような口ぶりで話していた。
レントゲン技師の説明で私は赤ちゃんの時に股関節を脱臼していたようだ。
それは亡き母も知らないことでそのまま成長したらしい。
昔は今のように乳児検診で詳しく調べなかったのだろう。
今更何を言ってもそればかりはもう仕方のないことである。
そうか赤ちゃんの時からなのかと感慨深く思った。
母が知ったら嘆くかもしれないがもうその母はこの世にいない。
もし生きていても私は話さなかっただろうと思う。
そんなことを考えていると「痛み」は母の置き土産のようなものだ。
このまま私が冥途の土産に持って行っても良いかもしれないと思う。
医師からは今までよりの強力な湿布を処方してもらったが
今のところ何の効き目も感じられない。
それでもとても親身になってくれた医師には感謝している。
「痛いろうね、なんぼか痛いろうね」と誰が言ってくれるだろう。
|