寒気が緩みずいぶんと暖かな一日だった。
燦々と降り注ぐ陽射しはまるで後光のようである。
観音様だろうか。とても尊い光に思えた。
観音様と云えば我が夫である。額の中央に大きな黒子があるのだ。
若い頃にはあまり目立たなかったが歳を重ねるごとに大きくなった。
孫達が幼い頃には「おじいちゃんのスイッチ」と言って
面白半分に黒子を押していたことがあり愉快な思い出である。
私は手を合わせたくなる。私にとって夫は観音様のような人だ。
俺よりも先に逝くなよといつも言っているが
もし夫に先立たれたらと思うと悲しみに圧し潰されそうになる。
同じ歩幅で歩いて行きたい。出来ることならば一緒に逝きたい。

今朝は開店時間にサニーマートへ行く。
真っ先に鮮魚売り場へ向かった。鰤のアラが欲しかったのだ。
お刺身や切り身はいつもあるけれどアラは滅多に手に入らない。
朝一番だったらきっとあるに違いないと思った通りだった。
頂き物の大根がしばらく冷蔵庫で眠っており
今日こそは「鰤大根」を食べられるので嬉しくてならない。
大根を下茹でしアラは湯引きをした。お酒と生姜は欠かせない。
大きめの鍋でぐつぐつと煮込む。全体が飴色になったら出来上がりだ。
孫達には揚げるだけの「チキンスティック」を買っていた。
これはサニーマート特製で下味の付いた鶏肉の細切りフライである。
あやちゃんの好物でいつもオーロラソースを付けて食べている。
もう一品はこれも頂き物のピーマンでベーコン炒めをすることにした。
買い物から帰るなりもうカーブスの時間である。
娘が仕事だったのでめいちゃんも一緒に行くことになった。
カーブスは市内の「アピアさつき」と云うショッピングセンター内にある。
娘の勤めているセリアも同じ店内にあるのだった。
首からお財布とスマホをぶら下げためいちゃんはまっしぐらにセリアへ。
百均にすっかりハマっていて買い物が楽しくてならないようだ。
娘には許しを得ていたので私は安心して筋トレに励んだ。
寒い朝だったのに汗が噴き出るように流れなんとも心地よかった。
けれども相変わらず脂肪は燃えている気配はない。
来週は計測日だがお腹周りが気になってしょうがなかった。
カーブスを終えてセリアに行ったらまだ買い物中のめいちゃん。
手に持てなかったのかカゴを提げてあれこれ迷っている。
私もお茶碗を買った。自分のとあやちゃんのと可愛らしいのがあった。
私はずっと長いことご飯を断っていたので専用のお茶碗が無かった。
あやちゃんのお茶碗は数日前から欠けていてそのままだったから。
灯台下暗しではないが娘はいつまで経っても買って来ないのだ。
昼食はお好み焼きを作った。あやちゃんは好まないので3人分である。
めいちゃんは小さいのにしてと言っていたが焼けたらけっこう大きい。
残してもえいけんねと言っておいたが全部食べてくれていた。
ずっと昼夜逆転のあやちゃんはいつもお昼まで寝ている。
シーチキン巻のお寿司を買って来ていたが気に入らなかったようだ。
2時頃部屋をノックして訊いたらカップうどんを食べたのだそうだ。
そんな時は何も言ってはならない。あくまでも自主性に任せる。
自分でカップうどんにお湯を注げるようになったのも成長だと思う。
夕方にはめいちゃんがリュックを背負って出掛けて行った。
まあちゃんの家でお泊りをするのだそうだ。
娘が駄目だと叱っていたが泣いてでも勝つめいちゃんであった。
ハイテンションのめいちゃんがいない夜は静かでしんみりとしている。
あやちゃんは機嫌よく夕食を食べてくれていた。
「そのお茶碗気にいったかね」声を掛けたら「うん」と一言。
だから今日はお茶碗記念日だ。俵万智先生すみませんね。
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