ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年04月28日(日) 林檎は赤に決まっちょる

晴れの予報だったが青空が見えないまま日が暮れようとしている。

気温は高かったのか少し動いただけで汗が流れる。

湿度も高く明日はまた本降りの雨になりそうだ。


葉牡丹の茎を少し残して切り落とす。

桜草も枯れた花を切り落としてしまった。

近くの地場産市場でガザニアとペチュニアの苗を買って来たが

娘の手を借りないと自力で植えるのはとても困難であった。


葉牡丹と桜草の鉢を庭の隅に移動するのを夫に頼んだが

ぶつぶつと文句を言いつつも手伝ってくれて助かる。

けれども買って来た花苗を見るなり叱られてしまう。

「自分で植えも出来ないくせに買って来るな」と言うのだ。

いささか哀しかったが夫の言う通りなのだろう。

玄関先の花など全く無関心な夫である。

こう云うのを価値観の違いと言うのかもしれない。


娘は部屋で寛いでいる様子で声も掛けられなかった。

仕方なく花苗は後半のGWまで置いておくことにした。

自分で出来るかもしれないのだ。とにかくやってみなければ。




午前中は明日の準備でお供え物などを買いに行く。

ビールや日本酒も必要だったので夫を伴ってサニーマートへ。

カートを押してくれるわけでもなく子供のように後ろから付いて来る。

果物売り場でリンゴは選んでくれた。黄色いリンゴもあったのだが

「リンゴは赤に決まっちょる」と偉そうなことを言う。

野菜が3種類、果物も3種類と生菓子の詰め合わせは必須である。

お酒コーナーで日本酒を選ぶのも夫が決めてくれて助かった。


別勘定で我が家の食材も買っていたので大変な荷物となる。

セルフレジへ向かおうとしていたら「おしっこになった」と

トイレに走る夫は本当に子供のようであった。


夫と買い物に行くことはめったになく昨年の大晦日以来である。

よくご夫婦らしい姿を見かけると羨ましく感じることもあった。

けれども嫌なものは嫌。苦手なことは極力避けようとする人である。

今日はおかげで明日の準備が整いなんと助かったことだろう。




昼食後まただらしなく2時過ぎまで寝てしまった。

夕食の鶏の唐揚げの下味をまだしておらず夫に急かされる。

することをしてから寝ろと言わんばかりであった。

鶏肉を切りお酒お醤油、にんにくと生姜で味付けし冷蔵庫で寝かす。

これは長時間漬け込む程良いのだが今日は手抜きになってしまった。


洗濯物はまだ生乾きでもうしばらく干して置くことにする。

それよりも短歌をと思ったのだが今日も気怠くてならない。

例の如くでいったい何本の煙草を吸ってしまったのだろう。


頭がすっきりとしたところで何とか3首書き終える。

自分ではまずまずと思っても反応はそれほど芳しくなかった。

歌人さんと名乗る方が「いいね」をしてくれていたので

お礼がてらその方の短歌を読ませてもらったのだが

「いいね」をしようにも胸に響くような短歌は一首もなかった。

それなのに「いいね」が600を超えているので驚く。

申し訳ないが私にはいったい何処が「いいね」なのか分からなかった。

自分で歌人と名乗るからにはそれなりの自信と実績があるのだろう。

私など足元にも及ばないと少し惨めな気持ちになった。


負け惜しみではないが「卑屈」からは何も生まれないのだと思う。

自信や実績がなくてもひっそりと書き続ける自分でありたいものだ。

改めて「塵も積もれば山となる」と思いたい。


踏むことがなぜに出来よう芝桜恋する人の指先に似て


雲間から薄く陽が射し靴下は風に揺れつつ微笑んでいる


とつとつと君が語るあの夏が扉の向こうで待つ昼下がり





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