晴れたり曇ったり。今日も厳しい暑さとなった。
この暑さは明日から週末にかけてピークらしく
38℃と猛烈な暑さになる予報である。
山里の一番最初の家に咲いていた向日葵が一輪のみとなった。
あまりに早くから咲いていたせいかもしれないが
猛暑が原因かもしれないとも思う。
夏を代表する花であり暑さには強そうにも見えるが
一輪のみとなると何ともせつないものである。
母の友人の家であったがしばらく会えないでいるのだった。
元気にしているだろうかと気遣うばかりである。
義父は今朝も車検を完了してから草刈りに出掛けた。
それが直ぐに帰って来て激しく胃痛がするとのこと。
胃薬を飲ませてしばらく様子を見ることになった。
居室で横になるようにと勧めたが断固として聞く耳を持たない。
事務所で休んでいるうちに来客があり仕事をしなければいけなくなった。
同僚が出張修理に出掛けており義父しか頼る人がいなかったのだ。
「俺がやる」と云うなり胃の痛みも忘れたように頑張る。
はらはらと心配であったが仕事を終えるなりまた田んぼに走って行く。
そのままお昼になっても2時を過ぎても帰って来なかった。
米農家仲間の人がわざわざ知らせに来てくれて
義父の田んぼの稲が「いもち病」になり始めているのだそうだ。
畔の草刈りよりも早急に消毒をしなければ大変なことになる。
他の田んぼの稲に感染するらしくその人も不安そうにそう云う。
「いもち病」は稲にとっては一番怖い病気なのだそうだ。
義父に電話しても今日のことにはならないだろうと
同僚に伝言を頼んで後ろ髪を引かれるように退社した。
整形外科のリハビリの日で今日もU君にお世話になる。
「家に連れて帰りたい」と云ったら照れ臭そうに笑っていたが
「ご飯を食べて寝るだけですよ」と云ってまた大笑いになった。
ご両親と同居しているようだが家では仕事をしないのだそうだ。
それだけ理学療法士の仕事に誇りを持っているのだろう。
病院には4人の療法士がいるがU君の腕が一番だと思う。
帰宅すればもう4時半になっていたが少しだけ横になっていた。
夫に義父の胃痛のことを話したら心配してくれて
「無理をさせたらいかんぞ」と親身になってくれた。
娘と夕食の支度をしたが今日も頗る機嫌が良い。
食卓が整い娘が二階に姿を消した途端に夫が
「最近急に明るくなったな」と私と同じことを感じていたようだ。
もしかしたらあやちゃんとの関係が順調なのかもしれない。
仕事を持っている間はずっとほったらかしだったのだ。
それが今は一日中家に居るので「ふれあい」もあることだろう。
娘だけではなくあやちゃんも明るくなった。
それが好転でなくて何だろうと思う。
寄り添うことが見守ることではないだろうか。
何気ない会話でも心が救われることはきっとあるように思う。
夕食後自室で一服していたら娘が台所から叫んでいた。
「あやちゃん、めいちゃんご飯よ〜」と何と明るい声だろうか。
※以下今朝の詩
昭和その3
学校から帰ると まやちゃんの家へ遊びに行った
「ぶーふーうー」三匹の子豚 まやちゃんの家にはテレビがあって お金持ちなんだなあと思った
「ひょっこりひょうたん島」も見た どんがばちょとかはかせくんとか お人形がしゃべって動くのが面白い
まやちゃんのお母さんが ドーナツを作ってくれた お砂糖をまぶしてあって とってもおいしい 私のお母さんはお仕事をしているから 作れないのだなとちょっとさびしい
家に帰るとテレビがなかった まやちゃんの家の子供になれたら 夜でもテレビが見られるのに まやちゃんがうらやましくてならない
お父さんがギターを弾き始めた ぽろんぽろんと涙が出そうになる
どうしてかなしい歌ばかり お父さんもさびしいのかなと思った
|