ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2026年04月02日(木) 苦難に光が射す

雨上がりの爽やかな朝であったが風が強く

気温の割に肌寒さを感じる一日だった。

今朝は対岸の山桜に朝陽が射しきらきらと輝いていた。

遠過ぎて写真は撮れなかったが心のシャッターを押す。

散ってしまえば寂しくなるが朝の楽しみがまた増える。


玄関のシクラメンはたわわに花を咲かせたまま

とうとう葉が枯れ始めてしまった。

水不足とは思われずおそらくもう寿命なのだろう。

新しい蕾が見えなくなった途端に弱ってしまったようだ。

けれどもその老いを打ち消すような見事な花であった。



今朝は出勤前に母の遺影に手を合わせ「助けてね」と声を掛ける。

そうして「一緒に頑張ろうね」と重ねて山里の職場に向かう。

今日も義父が留守ならもう手の施しようがなかった。

まるで不安なまま戦地に向かうような気持である。


思った通り義父はまた早朝から田んぼに行っていた。

とにかく自分に出来る事をと思う。

五日前から車検で入庫していた車が不法改造車の疑いがあり

義父から徹底的に調べるようにと申し渡されていた。

知識の乏しい私でも出来ると思ったのだろう。

本来なら検査員である義父のするべき仕事である。

まずは情報収集から始めたが思うようにはいかない。

しかしここで諦めてはいけないと次の手段を考えていたら

9時過ぎに突然義父が帰って来てくれたのである。

そうして朝食も食べずに私の手助けをしてくれたのだった。

最終的には検査協会に問い合わせやはり改造車だと判明する。

そうなれば復元をして車検に適合するようにしなければならない。

同僚ではとても手に負えず義父の技術が必要であった。

午後3時を過ぎやっと車検に漕ぎ着けるようになる。

無事にテスターを通過した時には安堵で涙が出そうだった。

それから書類作成となり退社は4時過ぎである。


帰り道の何と清々しいことだろう。

大きな安堵と達成感で心が満たされる。

そうして「母に違いない」と確信した。

苦難に立たされた私を母が助けてくれたのだろう。

「お母ちゃんありがとう」帰宅するなり母の遺影に手を合わす。


朝刊の今日の運勢を見たのは夕暮れ時のことであったが

12月生まれは「苦難に光が射す」と記されてあった。

日頃から占いを気にすることは滅多にないが

今日は大当たりだと思った。素晴らしい一日である。


難関突破となり明日からは仕事も落ち着きそうに思う。

山越え谷越えであるが満開の桜を愛でようではないか。


※以下今朝の詩


   雨あがり

そらがわらっている
おなかをかかえてわらっている

涙が出るほど可笑しいことだ
いまにひっくり返るだろう

足をばたばたさせていたら
地面が踊り始めてしまった

これほど愉快なことが
あるだろうかとおもう

一部始終を見ていた
雨雲が遠くへ逃げて行く
おひさまは朝の支度を始め
空の笑い声を聴いている

ひゅるひゅると風が歌えば
もういちめんの春の朝である






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