夕陽が沈みかかっているが気温は34℃もある。
「灼熱」と表現するべきだろうか今日も厳しい暑さとなった。
気温は39℃であったが日本一とは行かず8位に留まる。
それだけ全国的に厳しい暑さだったのだろう。
そんな暑さの中熊本では必死の復旧作業が行われており
その甲斐あって停電は少しずつ解消されているそうだ。
しかし断水は長期戦になるそうで何とも気の毒でならない。
水が無い暮らしの過酷さを知らないがどれ程不自由を強いられていることか。
明日は我が身だと思うがとても耐えられそうになかった。

土曜日だが今日も仕事。いつも通りに朝の山道を行く。
紫陽花街道の紫陽花はずっかり化石のようになった。
ねむの木の花も枯れてしまったがもうこそ最後かもしれない。
元気なのは鉄砲百合。今日は昨日よりも花が多い。
お遍路休憩所には一輪の花も活けられていなかったが
花の少ない時期である仕方ないことに思う。
職場に着けば義父はもぬけの殻で早朝から田んぼに行ったようだ。
無理はさせたくなかったが素直に聞くような義父ではない。
山里でもぽつぽうと稲刈りが始まっており気が気ではないのだろう。
「片目でも稲刈りは出来る」と強気の義父であった。
お昼にはふらふらになって帰って来て朝食も食べていないとのこと。
いくら忙しくてもあんまり事だと思う。
「腹が減ったら戦が出来ない」と二時間程お昼休みをさせた。
午後一に昨日会えなかった建設会社の社長さんが来てくれて
修理代金を支払ってくれ何と助かったことだろう。
おかげで同僚のお給料も準備することが出来た。
ゼロになっていた資金がまた少し潤う。商売は面白いものだ。
土曜日だからと定時で退社した。
「チョコもなかジャンボ」を食べながら帰る。
何と至福の帰り道だろうか。嬉しくてならなかった。
3時半に黒潮町のお客さんと会う約束をしていて
ローソンの駐車場で先日の修理代を受け取った。
いつもは分割のお客さんだがボーナスが入ったのだそうだ。
ボーナスもやはり無くてはならないと同僚の顔が浮かぶ。
4時前には帰宅していて自室でひと休みしていた。
笠原メイさんが小説を2作発表するのだそうだ。
詳しいことはまだ分からなかったが本になるのなら買い求めようと思う。
いったいどんな小説なのだろう読むのが楽しみでならない。
その後は5時まで茶の間で過ごしていた。
夫が録画してあった番組に近藤真彦が出ていて興味深い。
四万十川へ食を求めて旅する番組でけっこう面白かった。
夕焼け空を仰ぎながらこれを記し始めていたが
辺りはすっかり薄暗くなってしまった。
気温は32℃、今夜も熱帯夜になりそうである。
めいちゃんのダンス教室がお休みとのことで
珍しく賑やかな土曜日の夜である。
ただあやちゃんの部屋は静まり返っていて声も聞こえない。
昨夜ちらっと姿を見た切りだが笑顔だったのでほっとした。
何も変わりはしないのだ。これが平穏なのだろう思う。
平凡な日常こそが何よりも幸せなのである。
※以下今朝の詩
兎
兎の目はどうして紅いのだろう かなしいことがあったのか むなしいゆめをみてしまったのか かなわないことばかりである
夏の野原は焼けるように燃えて 熱を帯びた風が吹き抜けていく
草は緑を失わないように 花は枯れてしまわないように
兎は耳をぴんと立てて その声を聴き逃さずにいる
最後に泣いたのは母さんが死んだ日 猟師は母さんの耳を掴むと ぶらぶらさせながら野を去って行った
兎は生き延びようとする 野を駆けながら命を確かめていた 樹々の梢の隙間から光が降って来る
目を大きく見開くと一瞬だけ 目が青くなった時もあった
季節は幾度も巡って来て 夏になれば秋を待ち侘びる
兎の目は紅いままだったが 遠く遥かな未来を見ているようだ
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