SAKURA'S STUDY DIARY

さくらのきままな毎日

一日一読一書

A reading and a writing for a day

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長期化ですかね。 2004年10月30日(土)
感情的な日記を書き捨てて、ネットに接続できなくなるって言うのも、何だか居心地悪かったです。
と言うわけで、今日はできるだけ冷静を心がけてみたりして。

人質君の足跡が明らかになるに連れ、怒ると言うよりは情けなくなるけど。
ほんと、「何とかなるだろう」で突き進んでいって、武装勢力に拘束されちゃったんだろうなぁって。
イラクのことも、アラブのことも何にも知らず(知っていたらイスラエルに入ってからイラクに行こうとは思わないよ、普通。←イスラエル入国スタンプのあるパスポートでは、アラブの殆どの国は入国を拒否される)。ただ行ってみたいという好奇心で、外国人がさらわれて首をはねられている地域に平気で行っちゃうんだもん。

半ズボンでバグダッドを歩いていたというのも然り。
ひょっとしたら、ラマダン(断食月)のことも、殆ど理解してないかと思うと。
最初は怒りの感情ってあったけど。それを通り越して、なんか、哀れに思う。

誤報だったけど、昨日の晩(こっちでは。日本時間の今日未明)に遺体が発見されたと報道があった時には、自分の考えなしの行動が、時に命を奪うという結果になるのだと切に思ったもの。

しかし、共同さん。
世界に先駆けてフライング。
ちなみに、アル・ジャジーラは「共同によると」という引用付きで遺体発見を報じ、BBCは一切取り上げていなかった。
今回の誤報の件は、一応、公では「本人だと見られる遺体で、確認はこれから」と言っていたのに、どうも共同の報道に引っ張られる形でどこもかしこも「遺体発見」になってしまっていた気がする。政府も確認が取れるまでは発表したくなかったと言っていたしねぇ。

そりゃ、バグダッドの大使館が米軍が運ぶ前に確認できれば良いんだろうけど。
どう考えてもブッシュのポチな日本に、そんな権限なさそうだしなぁ。どうせ、イラク国内で遺体を引き取っても運ぶ手段はないんだろうし。運送手段とかも、米軍の言いなりっぽいし。

しかし、アメリカ人にはアラブ人と東洋人の見分けもつかないのかしら。
そりゃ、イラク統治も泥沼化するわ……。
 
 


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