SAKURA'S STUDY DIARY

さくらのきままな毎日

一日一読一書

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この結末に 2004年10月31日(日)
ニュース7の冒頭放映後(こちらでは昼)、わが家は停電となった。原因は分からず。
家だけでなくどうやら市内全域らしかったが、回復は夕方。
他の地域の復旧は遅かったらしく、ネットが出来るようになったのはつい先程。

だから、まだ、ネットで大まかなニュースを拾っただけなのだけど。

人質が殺されてしまったことについて。
彼の行動は、本当に軽率だった。殺されてかわいそうだしお気の毒だけど、考えなしだったことは確かだ。もう、その事を責めるつもりはないけど。

私は、遺体に星条旗がかけられていたいうことが引っ掛かる。これは、おそらく、彼が直前にイスラエルにいたことが影響しているのじゃないだろうか。アラブ人は、イスラエルと米国を同一視することも多いし、裏で繋がっていると思うことも多々ある(だから、911の時、パレスチナ人は小躍りしたし、あの事件をイスラエルと米国の陰謀だと信じる人もいた)。彼がイスラエルにいた後にイラク入りしたことは、スパイ活動だと思われても仕方がないのだ。パレスチナ問題というのは、中東全体、特にテロリストや原理主義者にそんな風に影を落とす。

こんなことは、馬鹿げていると思う人がいるかもしれない。
でも、殺害した犯人達が、彼のことをCIAのエージェントで、その前にイスラエルで準備していた、と思っても何の不思議もないの。それで、星条旗をかけた、と。

米国追従の日本を皮肉っただけかも知れないし、日本の国旗がなかっただけかも知れない(でも、日本の国旗って簡単に作れるし)。本当のことは、もちろん分からないけど。でも、やっぱり、日本人に星条旗をかけるなんて。かなり気になる。

それにしても。
なんて、彼は哀れなんだろう。
無知なばっかりに、軽率なばっかりに、自分の命を落とすなんて。

このニュースが入った直後は、私も予定の変更を余儀なくされて、腹も立ったし、軽はずみな行動故に周りが被る迷惑を考えろ、と思った。
今、自分が冷静になって思うことは、それでも救いようのないお馬鹿さんだとは思うけど、その対価に自分の命を払うのは、あまりにも高すぎる。

願わくは、これ以上、犠牲者のでないことを。

 


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