SAKURA'S STUDY DIARY
さくらのきままな毎日 一日一読一書 A reading and a writing for a day
予定通りに食べたおいしいもの、頑張って探したのに外したもの、期待以上に楽しめたもの、変わってしまってがっかりなもの、とぎっしり詰まった3泊4日(実質動けたのは2日)でありました。 まあ、詳細はまた後日旅行記として上げるとして(今度こそは素早く!)、一言感想など。 今回改めて気がついたことは、ロンドンは大都市だと言うこと。砂漠の人工都市に住んでいるせいか、「外を歩く人」というのをほぼ見かけないことに慣れてしまって、町中を行き交う人、信号待ちの人の群れ、バス停の列、地下鉄のエスカレーターに乗る人、公園でランチの人、と、とにかく人がたくさんにて、なおかつ皆生き生きとしているのがとっても印象的だった。 それから、作り物の町、全てを外から持って来た町は絶対ない魅力。人が生活している息づかい。「それ」が「そこ」に自然に存在するという自然。 ホテルに戻る帰り道、地下鉄のエスカレーターを上がっていくと、どこかからか漂う甘く香ばしい匂い。改札を抜けると、小さなホットドックスタンドがあって、玉ねぎが飴色に炒められてるの。朝出かける時に開いていた、相向かいのお花のスタンドはもう見る影もない。チューリップにバラ、ガーベラや百合、菊なんかが小さなバケツに溢れんばかりだったのに、今はもう小さなストールはしっかり閉められている。そこにお花やさんがあったことすら、閉じられた扉に薄く書かれた看板を読まなければ分からないほどに。 そんな些細な風景が、とっても素敵に思えた。 久しぶりのロンドン滞在は、まさに新鮮な、冷たい初冬の空気でした。
AOISAKURA
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