SAKURA'S STUDY DIARY

さくらのきままな毎日

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携帯電話の料金システム 2005年05月22日(日)
油の国でさくらさんが使っている携帯は(も)、プリペイド携帯。
先にカードを買って、カードに登録されている番号を携帯会社に送信すると、買った料金分が登録されて、期限が来るまで、もしくは登録した料金を使い切るまで電話が使えるというシステム。
カードには数種類の値段があって、安いカードは使用期限が短く、高いカードは1年の使用期限がつく。買った分だけ通話してしまったら、新たにカードを買ってリチャージする。
で、日本と違って、こちらでは多くの人がこのプリペイドのシステムで携帯を使っていてるので、携帯の販売店だけでなく、スーパーやショッピングモールにカードの自販機がおいてあったりして、カードは気軽に買える。

前置きが長くなったところで、本題。
昨日、さくらさんが電話をかけようとしたら、いきなり「この料金の使用期限は今日までよ〜」というアナウンスが入った。

ちょっと待て。

私が登録したカードは、一年間有効のもの。しかも、半年前に買ったもの。
なのに、どうしてこの国に来て1年も経っていなってのに、使用期限が来るわけ?
それも、1年有効にするために、わざわざ高いカードを買ったのに。しかも、残高は12,000円分もあるのに。

大慌てで販売店に行って、説明を求めるが、カウンターのおねーさんのいうことは当を得ない。確かに、登録したのは半年前だけど、使用期限は今日まで。買ったカードは1年有効のカードだけど、ともかく今日まで、というのがおねーさんの言い分で、じゃあ、何で1年有効のカードなのに今日までしか使えないのだというこちらの言い分には、「だって、データの上では今日までってなっているもん」の一点張り。

どーにもこーにも(涙)。
ただでさえアラブ人と交渉するのは疲れるってのに。
ちなみに、アラブ式に考えれば、このおねーさんには何の落ち度もない。問題は、カードの登録が半年になってしまった「登録システム」であり、カードを売る係のおねーさんは、同じ会社であろうが何だろうが、何の関係もないということになる。だから、絶対謝らないし、自分の失敗ではないから、本社等に問い合わせるということもしない。

ちなみに、このおねーさんの態度は決してぞんざいではない。
「気の毒だけど、どーすることもできないわ」状態。日本の店員には許されないけど。どーすることもできないなんてね。

と言うわけで、結局、しぶしぶ追加のカードを買ってその場で登録してもらった。
そうしたら、2ヶ月間有効のカードなのに、使用期限は9月まで延びた。しかも、残高は今までの分も残っているまま。
疑問に思っておねーさんに聞くと、明日には、今日登録した以外の、12,000円分の残高は消えるとのこと。使用期限が2ヶ月延びているのは、いいじゃない、長くなっているんだから、と気にも留めない。何か腑に落ちないまま、今日のうちに日本に電話でもしなさいよ、と言われてお店を後にした。

時差の関係で、その日のうちに日本に電話は出来なかった。朝5時に電話できる相手なんていないので、12,000円は諦めるしかない。
ところが、こちら時間で日付が改まった時に残高を確かめても、金額は変わったいなかった。そのうち消えるか、と思ったけど朝になっても変わっていなかった。

12,000円+4,000円が9月まで。

……なんちゅう、いい加減な会社や。

ひょっとしたら、システムはシステムできちんと機能していて。
販売店の誰一人、料金体系について理解してないというのが正しいのだろーか?
最初の説明書を作る人ですら、間違えたまんまということなのだろーか?
きっと、この謎は解けないんだろうな。永遠に。

教訓:細かいことを気にしていたら、この国では生きていけません。
 
 


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