前途多難と前途洋洋のはざま日記



直筆の力

2004年08月18日(水)

指先労働のお仕事をもらっている会社から電話。
しかしいつもの人からでなく、言ってみれば非常に関係の薄い人からだった。

仕事の内容は、毛筆の宛名書き!!

宛名リストを作って毛筆風フォントで出力するのではなく、一枚一枚手書きで毛筆で宛名を完成させるのだそうだ!!
「はっつさん、達筆かなあ・・・と思って・・・・。」だと。

アナタ、私の直筆をとくとご覧になったことございますかしら?
とてもとてもクライアント様にご満足頂けるような腕は持っておりませんことよ。
しかも最近はメールですますことがほとんどで文字を書くことがめっきり少なくなり、文字の乱れは加速度的。
悪いがお断りした。
現在進行中の仕事もあるし、とてもとても筆なんか握ってるヒマはないのだ。

そういえばずっと前だけど同じ会社から、”直筆の手紙書き”の仕事をもらったことがある。
まるで昨今の悪徳在宅商法のようだ(違うんだけどね、もちろん)。
その時は他に何人かで手分けして、かなりの量の直筆お手紙を書いたっけ。
もう二度とやらないと心に決めたっけ。

”直筆”がいったいどういう効果を狙ってどう使われるのかよくわからないが、『直筆=心がこもっている=もらってうれしい』とも言い切れないなあ・・・と、以前の手紙書きの時に思った。
たいしてうまくもない字(もちろん丁寧に書くことは心がけた)で照会への御礼を書いたって、「まあ!わざわざ直筆で!うれしい!!」と思われるより、どことなくみすぼらしく思われるんじゃないかな・・・・って。
プライベートでのやりとりで直筆の手紙はもちろんうれしい!!
でも、先日はご照会頂きありがとうございました的な手紙が直筆でもなあ・・・・。
私だったら「どうしたの?この会社!!」って思うかも。

今回の毛筆直筆はどう使われるんだろうね。
私はもう断ったけど、ちょっと知りたい。

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