劇的な変化
高湿度から低湿度に移動した結果、顔が痛くなった。
鏡を見ると皮膚がボロボロ。
湿度60%に慣れていた私は、喉が渇く以上に
肌に潤いがなくなった。
素顔で生活していたのに、また化粧をすることになった。

自転車で走る光景に全く違和感がない。
誰も私を見ないし、自転車や徒歩が当たり前の暮らし。
とても嬉しい。
人、人、人そしてどこを通っても店や家。
夜、ライトを点けても見えにくかったのに
ライトを点けなくても街全体の照明で明るい。

朝、隣の部屋の目覚ましの音に起こされた。
こんなことも今まではなかった。
人の気配を感じない分厚い壁は、よかったけど。

たばこ屋のおばあさんと話した。
 あったかかったのに、今日は寒くなったね。
 
 ・・・私、もっと寒いところから来たので。

 そう、大変だったね。大丈夫だったの?

 はい、もう大丈夫です。

初めて会う人との何気ない会話が嬉しい。

部屋は、段ボールを片付けないと座るスペースもないくらい
狭かったので、その日のうちに開いてしまった。
24時間営業のスーパーに行く。
役所に行く。
薬局を探す。
あちこち走り回っても不安を感じない。
人がいて、店があって、電柱には町名が書いてある。

不思議なのは、ほとんどの人がダウンを着ていること。
そんなに寒いの?と思う私は、少し北国にいたからだろうか。
気温6度から16度の場所へ。
人のいないところから、人のあふれるところへ。
最高にうれしい。

2004年12月19日(日)

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