甦った活気
彼が社名を考えている。
彼と私のイニシャルを一文字づつ入れたもの。
あのまま付き合っていたら、こんな優しさは
もらえなかったはず。

彼は、私の誕生日、クリスマス、お正月。
必ずグリーティングカードをくれるようになった。
離れたことで、彼はようやく気づいてくれた。

彼のメールには、私と過ごした大阪の情景が
ちりばめられている。
 
 今、大阪にいると、いきなり連絡して
 急いで迎えにきてくれたことあるじゃない。
 あのときの暑さとあのグランドを思い出す。

市内で生まれ育ち、離婚後また市内に戻った私。
初めて見る人の多さに面食らった彼。
大阪を出て、初めて帰省した時は、彼と歩いた道や
街を思い出し、ここには思い出が多すぎると胸が詰まった。


 また、一緒に大阪の街を歩きたい。

 そうだね、また一緒に行こうね。

私にとって大阪は、今は帰るところではなく
行くところ。
今回、帰省して楽しかったけれど、元日早々
予想通り、親戚間の揉め事を聞かされたことも事実。

彼は都会に馴染めそうになく、私は都会でしか
上手く呼吸できない。
離れた場所で、それぞれ暮らし、心は共に。
それでいいのかもしれない。

 ようの気持ちは、俺にあるとわかっているのに。
 でも、連絡がなくなると、とても焦ってしまう。

君の毎日は、相変わらずだ。
だけど、私は君無しで動き回り、楽しめる。
 東京にいる友達って、前に聞いた人のこと?
 他に何人もいるよ。

君の知らない世界で
一人でも楽しそうにしている私を
憂いているのかもしれない。
だけど、連れ出してくれて、ありがとう。 
大阪で一人で暮らしていた頃より
今の私は、落ち着いているよ。

2005年01月09日(日)

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