定まらない
今夜は、彼から電話もメールもなかった。
3ヶ月逢えていなかったけど、毎日電話とメールがあった。
数日前、Sちゃんと話していて、私はとても自慢げに
逢えなくても毎日電話してくれるよ。
深夜遅くなっても、必ず一言だけでも連絡くれる。
こう言って羨ましがるSちゃんに有頂天になっていたのに。
この日記を彼は読んでいる。
毎日、毎日読みにきている。
以前の日記は彼に隠していた。
彼の目を意識せずに、思ったこと感じたことを書いていた。
彼に知られた後、書けなくなりここに移動した。
ここを知られた最初の頃、不思議と読まれていることを意識せずに書いていた。
しばらくして、彼が読むだろうと予想して書く日が出てきた。
曖昧な書き方だから、彼にもわからない部分があったかもしれない。
彼に向けてだけ書く日もあった。
昨夜、彼と話しているとき、顔を見て話そうと言われた。
電話だけでは伝わらないと、彼から初めて聞いたような気がする。
荒々しい話し方で彼を追及したのに、聞いてほっとして語気が穏やかになった。
なのにここで書き始めると、イライラがよみがえり、投げやりになり書きなぐってしまった。
昼間に、彼が読んだ跡を見つけた。
ショックだったろうなと思う。
それでも、私は開き直っていた。
零時を過ぎ、今日は彼からの電話がないと確信して、反省しながらも
仕方ないと思う。
彼にひどい男だと言ったけれど、私も充分ひどい女だ。
数時間毎に気持ちが揺らぐ。
彼といたいから、彼の望みを叶えてあげよう。
なんで私がそこまで折れないといけないの?
疑ってかかるのは当然だよね。
どうして信用してもらえないまま私が負わないといけないの?
一度やってきたことだから深く考えずに、やってみればいいさ。
もういいよ、今度こそ独りになろう。
彼を失いたくない。
どうして?
彼を愛しているから。
だったらもっと簡単にすればいいじゃない。
でもね。
ひとつだけはっきりしているのは、彼を失うことになったら、次はない。
彼に嘘をつかない、どこかに行ってしまわない。
無言で過ごすのにも慣れたし、人と深く関わりたくない。
ここでこのまま、息を潜めてじっとしたままでいい。
2005年10月26日(水)
≪
≫
初日
最新
Copyright(C)2004- you All Right Reserved.