火、水と中華レストランのランチにバイトで入る。 東京駅近く、ランチセットが1000円くらいから。ちょっと豪華なやつで1380円。OLとサラリーマンばっか。家族連れとかは皆無。奥様たちのランチも居たけど、数は少ない。 ランチの時間帯は殺人的な忙しさ。
毎日ランチに入ってるフロアのバイトさんは中国人女性(日本語堪能)のみ。あとは派遣のバイトを毎日2人入れてる模様。 厨房と洗い場はみんな中国人。日本語が全然できない人もいる。 店長自らも料理運んだり食器下げたりもする。 そしてこの店長がちと難しい人。
「○○お願いしま〜す」とか「○○で〜す」とか言っても、混雑時でみんながパニってる時だと 「わかってんだよ」「聞こえてんだよ」 などなど1人でブツクサ(しかも多分言った人に聞こえるように)言ってる。 モノに当たったりもするしね。
が、殺伐とした職場ってワケでも無い。 私と一緒に組んだ派遣のバイトさん(24歳スタイル抜群)がかなりマイペースな人で、仕事はちゃんとやってるけど全然パニらない。 それもそのはず、待ってる客の列が長くなろうとも、厨房で料理が出来上がってて早くしないと冷めちゃう〜って状態でも、オーダーしたがってる客が居ても、焦らない。待たせる。It's not my problemな態度。
そんな空気が伝染して、店長のピリピリに対してもみんなして 「あ〜怒ってる怒ってる」 みたいに軽く流す。
混雑終われば店長も普通の人で、私の遅刻分(電車が遅れたので遅延証明もあり)はチャラにしてくれたし。なんだいい人じゃん(←現金)。
さてうって変わって木、金のバイトは高層ビル最高階から東京湾を見渡せる高級イタリアン。 ランチ一番安くて2800円。パスタも量が少ない。(その後メイン出るから) 接待ランチで外国人を連れてくる人、有閑マダムがメインの店で、前菜とデザートのビュッフェもあるからランチもゆったり時間が流れる。 制服で来るOLさんは居ない。
入り口ではスーツの女性が応対、フロアではマネージャーのイタリア人(日本語堪能)が常に居る。 従業員の制服もチャコールグレーのカラースタンドのシャツ(ジャケット風)と黒のパンツ。黒の靴はみんなピカピカに磨いてある。 日本語堪能な陽気なイタリア人(バリっとした身なり)がフロアで接客。 日本人従業員も丁寧な落ち着いた口調で料理の説明。 居酒屋やファミレス風の「いらっしゃいませーーーーー!」ってのが無い。
私の仕事はグラスを磨くこと、料理をウェイターの所まで持っていく事。 客に料理を出すのはトレーニングを積んだ人たち。 おおこれぞ高級レストラン。
厨房もフロアもイタリア人数人ずつ、英語ができる従業員数人、イタリア語のできるシェフも数人。中の仕事も外の仕事もみんなすごいプロ意識。 ま、裏を返せば神経質って事なんだけどね。
それにしてもイタリア料理の店って同じタイプの男性を惹きつけるのかな。 清潔感があって、ちょっと自意識過剰っぽい人ばっか。 ちなみに私が一緒に組んだイタリア人ウェイターは美少年って言葉がぴったりの子だった。色白でイタリア人なのに脂ぎってない。
陽気なイタリア人(でも神経質)にスペイン語ができると言ったので、いろいろ楽しくおしゃべりしながらの仕事。 日本人従業員とも楽しく話ができていい感じの職場。
と、思いきやトラブル発生。 中で従業員同士トラブル絶えず。 (女)「お前がやるって言ったんだろ、早くもってけよ!」 (男)「俺(が怒られるの)かよ!」 とか (調理師1)「あいつ空気読めてねんだよ」 (調理師2、歩きながら)「すいませんね〜、料理が遅くてすいませんね〜、肉も焼き始めてなくてすませんね〜」(聞こえるように独り言) などなど。 陽気だけど神経質なイタリア人も何度もブチ切れてるし(内容不明)、女性従業員は何人もが辞める時期の話をしてる。(1人は転職先決まったらしい)。
部外者的には楽しい職場だけど。 関わったらちと大変そうだ。
|