2004年12月18日(土) |
不定期連載:「セルピコさんのやりくり旅日記14」バイト続行 |
セルピコです。ヴリタニスからの動向がいかんともしがたいので、私は毎日せっせとバイトに励んでいます。
「目つきがわるい」とのお客様のクレームは、【影がある男】+アンニュイ系というキャラづくりで対応する事にしました。指名と収入は増えましたが、やはり同僚の妬みを買って、 店の裏側へ呼び出されました。 殴られておいた方が同僚とも上手くやっていけるのかも、と一瞬思いましたが所詮一時しのぎのバイトだし、痛いのは嫌なので返り討ちにしました。喧嘩に負けた男はどうしていつも「憶えていろよ!」と捨て台詞を吐くのかな?と思いました。やれやれ。
お客様の接待で「美形やノリのいい男もいいけど、時々ガツンと硬派の男と付き合ってみたいわ」というご要望が結構あります。 今度、ガッツさんに声をかけてみようと思いました。別に女性の機嫌取らなくていいんです。無骨にしてれば。
私がバイトしているホスト・クラブだけなのでしょうか?お客様は決まってル○・○ィトン印のバッグ類を持っていらっしゃいます。ヴリタニスの流行りなのでしょうか? 聖都のヴァンデミオン家では、ヴァンデミオン家お抱えの革細工職人がヴァンデミオン家の紋章の入った品々を作っていました。 【ブランド物】とは、個人の紋章を入れた品の事だとばかり思っていたので、不特定多数の方々が所有しているル○・○ィトン印の革製品をブランドと言われても、最初はピンときませんでした。一瞬、皆さん同じギルド所属の方々なのか?とさえ思いました。 ‥‥‥私も知らず知らずのうち、嫌みったらしい貴族根性に染まっていた様です。
とにかく、バイトの事はファルネーゼ様には内緒です。
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