プープーの罠
2003年10月31日(金)

無彩色のカラフル

画材を一切合切
捨てようと思った。
引っ越す度にいちいち持ってきたけど
しまったまま一度も開いたことがない。
久々に見る画材は
きちんと使われることを待っていて
中にはまだ使ったことのない筆や
見たことのない色がひしめき合い、
ただ捨てるにはやはりどうも気が引け
まっしろいキャンバスに向ってみるも
思い浮かぶものは何もなく
ただ ひたすら まっしろで。
イメージは稚拙
愛した道具 を
好きだったはずの 絵を描く ということを
まるで冒涜しているよう。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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