プープーの罠
2003年12月03日(水)

脊髄の意思

別に順調に働いています
が。

ふ と、我に返るように気づく、
私は人が怖い
そう思った瞬間
周りにいる人の量に
愕然とする。

胃がどんよりと雲行き怪しく
食欲が落ち込みます。

何も考えないように
もくもくと仕事をこなし、
そそくさと会社を出ると
ハニバニから会いたいメール、
誰にも会いたくなかったけど
誰かに会いたかった。

人間関係の話。

心にはシャッターがあって
親しくなるにつれて少しずつ開いていく
いつかは全開になるかもしれない

人によって
開きそうな気配を感じたら
地に這いつくばり隙間から
少しでも中を見ようとしたり
こじ開けようとしたり

私は、シャッターが開いていても
入ってこない人が好き。

そして私は 比較的
相手のシャッターを
開けるのは得意であり、
けれど私は
たとえ招き入れられたとしても
そこには入らない
それが私の対人距離。


これが結果的には相手を傷つけ
私はそれをコンプレックスに思っている

けれど、
ハニバニは同じことを言った。
私が 自分に似ている とも言った。
タイミングが妙に合う とも。

同じことを思っていた。
それだけ。
ヘタレな二人
傷の舐め合い
みたいな。

ベトナム料理と
甘いお酒と
やせっぽっちのハニバニ。
背中を撫でると
背骨の数が分かる。

終電のギリギリまで。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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