泡沫の記
DiaryINDEX|past|will


2004年11月12日(金) テレビにおける私的批評三昧

ほんの少し気になっていた「大奥」を先週から見ている。
台本についてそれほど気になりはしなかったが、いかんせん、演技力のなさに、あきれ果てる。学芸会レベル。
ナレーションとして入る星野真理?のセリフの棒読みさに腰が抜けそうになる。まるで外人が、ローマ字にした日本語を読んでいるみたい。
彼女の演技もセリフの内容もセリフの声も、全て浮いている。
これだけで、全体を台無しにしている。
松下由樹も瀬戸朝香も、それなり程度にはやっていると思う。(かなり好意的に見て、だけど)

でも、おたま(星野)のシーンになると崩れる。やっぱりホンが悪いのか?くだらない、おちゃらかを入れられるのも見苦しい。
CX(フジ)はそれほど時代劇が得意ではないと思うが、「鬼平犯科帳」など松竹、京都映画と組んで、大人向けの時代劇を作っていたはず。
そこそこになるはずだった時代劇なのに、詰めが甘すぎる。
もったいない。

「渡る世間〜」
ドラマ自体は、もうどう転ぼうと最終回には丸く収まるパターンで目新しさもない。
そんな内容より、私が苦々しく思うのはサブビジネスの方。
味で売っているという設定の「幸楽」が、インスタントラーメンのイメージキャラとして登場する安っぽさ。
そんなもんを買う視聴者がいるとしたら、きっとオレオレ詐欺の被害者になってもおかしくないほどのマヌケだろう。
そして、ついには「おかくら」というインスタントそばだかうどんだかが、売っているのをみた。
味で売る設定がどんどん崩れていく。TBSの 節操の無さにあきれかえる。誰か何とかして欲しい。
「サザエさん」が商品化されるのはいい。でも、一応ドラマなんだし、番組中の店のプライドなんかどうでもいいのか?
あ〜、不愉快。

「平日午後の昼メロ」

普段は絶対に近寄らないが、偶然目にしてしまった。
いくらドラマだって、いくらフィクションだからって
何でもアリなのか?某人気シリーズ(かなりの長寿)だったが
俳優も安ければホンも中身も何もかもがマンガ以下。
極端な演技やセリフはもはや劇画の世界さえ越えている。
こんな安いドラマを楽しみに見ている人種がいるかと思うと怖い。

「特ダネ!」
司会の小倉の前フリが長すぎる。誰も望んでいないと思うのにあんなに長い時間を小倉の意見の場として提供していいのか?
個人的には、むか〜し赤坂で名刺交換した当時は好印象でずっと応援していたのに。HOWマッチのナレーションは遠い昔ですなー。

「午後は○○思いっきり〜」
確か昭和63年頃にスタートしたと思うが、初代の司会は山本コウタローで、みのは横に座っているゲスト集団の中の一人だった。あの番組でとりあげられた商品は必ず売れる。そこらへんのうさん臭い舞台裏を覗いてみたいものである。
会場の客が、なぜあのテレカを欲しがるのだ?日テレの売店に行けばいくらでも売っているというのに。物欲しげで見苦しい。

「笑っていいとも!」
論外。これを好きでみている人間とは、お友達になれないと思う、たぶん。
タモリほどの人がなぜ、こんなに長く続けているのか不思議でならない。最近は全然見ていないけれど深夜の流浪番組「タモリ倶楽部」を降板しないことには、いくらかの良心を感じる。
「今夜は最高」みたいなの、またやってくれていかな〜。
あの頃の久本は一番下っぱで、まだかわいげというものがあったのに。

「SMAP」
こんなに長続きするスターになるとは思わなかった。
キムタクはとっくに限界が来ているのは明らかだが、一番気になるのは末っ子のはずだった香取慎吾だ。けっして出来がいいわけではない。演技も未熟だし。でも「大河」の主役をなんとかやり遂げている。きっとアタマ悪いだろうに。「スマステ」みたいな生放送の司会もやり、「慎吾ママ」のような期間限定でのおふざけもこなすし「HR」のようなシチュエーションコメディもやって見せる。5人の中では最も忙しいのではないか?
中居はもうちょっと高い位置にいるせいか、バカなくせに鼻につく。稲垣は一番器用さがないのでつぶしもきかない。草��はダメそうな感じで救われている部分もある。一番イケてない部分を一身に背負っていて、同じバカでもかわいげがあるバカである。それにしても香取慎吾、末っ子感に助けられてみなに可愛がられるタイプという絶妙なポジションにいる。
あざとく器用なキムタクは、多分一番脅威に感じているはずだ。キムタクの演技は下手だ。どうして誰もそれを言わないのか?何をやってもキムタクだし。極めつけの失敗は工藤静香との結婚だろう。結婚するのはいい。でも相手がね・・。
よく考えてみれば、香取慎吾も、歳をくってしまったら何ができるのだろう。三谷に可愛がられているうちに、まともに成長して欲しい。それから、いくら根はバカでもそろそろ「笑っていいとも」から足をあらうべき。安さにもほどというものがある。

まぁ、それでもSMAPは決して値下がりしていない。
いつまで彼らの天下は続くのか・・。20年して田原俊彦に
なってたら嫌だなぁ。

「新撰組!」

歌舞伎界では家柄の格の違いは歴然なのに、中村勘太郎はかなり地味な役者であった。というより地味な役でもあったのだが。字幕からして中村獅童の方が上の扱いだし。(今回の捨助役はちょっと作り過ぎている。意図的だとしても、かなりギリギリ)で、藤堂平助の最期のシーンだが、いままで抑えていたものを全部はきださせた感のある、やたら長い見せ場は、勘太郎の歌舞伎役者としての顔を嫌というほど見せつけていた。本当はこれぐらい演技出来ますって言わせているみたい。役者としての基本があることぐらい想像できるが(なんたって、未来の勘九郎であり、勘三郎になる男なんだし)あまりドラマの中に歌舞伎色(舞台色というのか)を全面に出されると、ちょっと違和感がある。あとほんの少し、全体のトーンを抑えてくれると良かったと思う。演出意図もわかるけど。
出番が終わってしまったけど、佐藤浩市って結構存在感があった。それだけ歳をとったのか、上手くなったのかはよくわからないけれど。少し前になるが桃井かおりとやったNHKの「天上の青」(だっけ?)も、良かった。悪役顔をやらせるとハマる感じ。でも、ビールのCMに出ている時のような、笑顔のある善人の役を演じる作品も見てみたい。
藤原竜也はあまりに童顔すぎる。たしかに可愛い。女の子にもてそう。でもテレビではさほどのインパクトはなかった。蜷川の舞台での評価が高いが、フツーの役を1度演じて欲しいと思う。オダギリジョーは、役得だろう。斉藤一役はうまくはまった。山本太郎は、ちょっと面白い役だった。一人テンションが高い役だったが、違和感がなかった。山本の力量とも言えなくはない。
堺雅人、山南役は適役だったと思う。「オードリー」に出ていたのは知っていたが、その時は何も感じなかった。
もっと世間に広げたい役者だ。なんて、個人的に好きなので応援しているんだけど。しっかし、この人は田辺エージェンシーの所属である。タモリのいる、あの田辺。
だからなんだ、とも思うがどういう経緯で田辺の所属になったのか個人的に興味はある。
土方役の山本耕史、全く期待していなかったのに、影の主役をちゃんと演じきっている。素顔でテレビに出ていると、以外と顔がなんか重たいが、土方役は史実と違わずかっこいい。
主役の香取は、役そのものがあまりに無能なのでもどかしいこともあるが、だんだん貫祿みたいなものも出てきた。新撰組全体のトーンとして、決して悪くない。レギュラーメンバーはそれぞれに好演していたと言えると思う。(三谷びいきなので、点が甘くなっていることを承知で書いている

「スーパーニュース」

一昨日気がついたが、ニュースを読む須田アナの髪が明らかにへん・・。急に真っ黒髪で前髪がやたらと乱れている。マヌケだ。どう見ても画面からマヌケ感が充満していた。鏡がないのか、報道局には。スタイリストか誰か、責任者呼んでこいと私がスポンサーなら言う。翌日は、前髪はきれいに整えられていた。かなりの反響というか抗議?があったと思われる。
須田アナって正統派?なイメージがあったが、全てパー。
今後に注目したい。ズラのことなら「特ダネ」の小倉や草刈正雄、加山雄三あたりを参考にしてはどうか。

「うっちゃんなんちゃん」(お粗末だが、正確に書けない。無念)

気がつけば、メジャー番組から一切レギュラーがなくなっていた。「ウリナリ」や「笑う犬」あたりまでの勢いはなぜ、こんなに急に失速したのだろうか。
もともと、ある程度予測できた「ネプチューン」の活躍はともかく、ビビる大木までもが「トリビアの泉」やNHK「土スタ」のレギュラー、までのし上がっているというのに。
「ウリナリ」はちょっと手を広げ過ぎた感はあった。
「笑う犬〜」も、23時から日曜20時に降りた(栄転だったろうが)あたりから、ダメになった。
内村は結構買っていたので、残念だ。

「島田紳助暴行事件」

島田紳助は、大きなミスしたねー。不良のイメージを一切払拭し、「サンデーモーニング」の司会という分不相応な大役を何年も地道に続け、「鑑定団」では、ちょっとお笑いの才をちらつかせつつも、レギュラーを何本も持つ司会者として成功を納め、あと少しで政界への道に届くはずだった階段を、つまらぬことで踏み外した。この失敗は大きいぞ。吉本興行をかけて作ったであろう会見時の台本も完全に読みが外れている。
「何もかも自分が悪い」と潔く認めることにより、これ以上の打撃を受けないように先手を打ち、あわよくば、本人も反省しているようだし、大目に見ようじゃないか、と思わせようとする思惑は、まるでシロウトくさい。「笑っていいとも」を喜んで見ているようなバカは騙せても、世論はそんなに甘くないぞ。吉本ほどの会社が、もっと打つ手はなかったのか。
私とて、最初は被害者のことを、訴訟まで起こすなんてヒステリックな女だという程度にしか認識できなかったが、具体的に紳助がやったことを思うと、さぞ屈辱的だっただろうと思う。
被害者はお金が欲しくて訴えたのではなく、自らのプライドにかけてだろうが、吉本における紳助の存在感を考えれば、そこを逆手にとり、お金で解決することはできなかっただろうか。
ケチな吉本でも、大きな財源となっている紳助を守るためなら1億出しても損はないと思う。いやもっとかも。紳助本人だってそうだ。そこで、示談に出来なかったものか。私がいまお金に切実に困っているから、そう思うのかもしれないが、端金なら相手にしないが、慰謝料として大金をふんだくれるのなら、その金で人生を変えるけど。吉本みたいなみみっちい会社なんか、そんなにしがみつきたい会社か?個人の価値観の問題だけどね。
裁判になったら、紳助が「全部自分が悪い」と公言してしまった以上、反撃が出来ないわけだから、あとは言い訳しまくるしかない。膨大なエネルギーを消耗するしかないわけで、あとは弁護士頼みか。被害者側も後ろ楯がない以上、結構苦しい戦いになると思う。
失脚した紳助の後釜を狙っているのは誰だろう。
9月の改編期が過ぎた直後だったので、次回は4月改編を待つしかないが、TBSの ダレきった期首変更時の「オールスター(本当のスターはこんなのには出ない)感謝祭」はどうなる?

「ひねくれ番外編」

先日、5年生の娘の授業参観で行われた国語の授業で環境破壊のことが取り上げられていた。先生が環境破壊から地球の未来はどうなるのか?みたいなことを質問した。A「まだまだ大丈夫」B「危ないけど、きっとこれから人間が注意していったらなんとかなる」C「手遅れ」
小声で「C に決まってるのにー」と近くにいた母親連中に何気なく言ったらどいつも「えーー?私はBだと思いたい」とほざかれてしまった。
私も無知だからよくわからないが、Bだと思う根拠が知りたい。単に希望的観測ではないのか?
それから、先生の質問についてよく考えてみる。
小学生向けだから、あくまでも裏読みせずに考えるべき
なんだろうけれど、環境破壊が進んで困るのは人間を主とした含めた生き物たちだけである。地球自体の寿命が縮まったとは到底思えない。生態系が狂い、人間が生きにくい状況になるだけで「地球を救えるか」とかいうのは言葉的?には間違っていないのか。
救いたいのは地球というより「人間のための環境」でしょう?
「なんかわかんないけどBと思いたい」と答える楽観主義者は、きっと人生前向きなんだろうなぁ。でもまずは身近なところで、化学洗剤を洗濯に使うこと、にためらいぐらいは持って欲しいものである。

私みたいなひねくれ者は、閉鎖的な社会では変人とみなされる。けっこう、イジメのターゲットにされやすかったりもする。でもって、ひねくれ者のくせに小心者で鬱傾向がある私はそれなりに不幸である。
私は負のエネルギー(怒り、哀しみ、憎しみなど)が人並み外れて強い。そのぐらいプラスのエネルギーを持ち、頑丈に人生を生きてみたい。


波ちどり |MAIL

My追加