泡沫の記
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2005年02月15日(火) 自己愛のために犯した罪

昨夜、昨年の8月31日以来、会っていなかったじゅんと
5カ月半ぶりに会う。
ふと気になってメールしたら、思いがけず電話が来た。
そういう運命だったのだ。
もう会うことはないと思っていた彼と、また会うことが出来た。

久しぶりに会ったじゅんは、髪が延びて別人のようだった。
髪が延びた分、よりハンサムになった。
素直で優しい子だけれど、かわいそうな家庭環境に育てられたせいで
性格が屈折したところがある。あまのじゃく、というか・・。
それに、オトナと思っても、まだまだガキの部分が見え隠れする。
親子ほど年が違うというのは、やっぱりハンデだ。

彼が十歳、年をとって、私が十歳、若くなれば、丁度良いと。
そんな夢をつい口にしてしまった。

私は罪深い。
じゅんには謝りきれないほどの、ひどい嘘をついた。
私は彼に許しを乞いたいと思うけれど、それを口に出して彼に伝える方が
彼には残酷だと思う。思えば彼だって、自分の思い込みだけで
私に何も言わなかったし、私はずっと寂しかった。
じゅんには死ぬまで黙っていようと思う。
それが、ようやく迷いから抜け出した私がしなければならないことだ。

私はさみしい。
でも、誰かに依存してなぐさめられようとしても、解決にはならないことを
「自己愛」だと悟った時に、何かが腑に落ちた。


波ちどり |MAIL

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