泡沫の記
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顎関節の手術から一週間。 具合は、実はあまり芳しくない。 今後のことを思うと気が重くてならない。
延び延びになっていたが、ようやく彼と久しぶりに会う。 一緒に食事をして、いろんな話しをして、sexをする。 楽しい時はすぐ過ぎてしまう。
彼は物事を必要以上に考え過ぎたりしない。 そして未練という言葉とも無縁である。
今日ようやく彼の名刺をもらった。 名刺をくれるということは、ある種の信頼関係が出来たと 信じてもいいと思う。 彼は、面倒な嘘をつくような小細工など出来ない人だ。 私達は、なんとなく何かが合う。 だけど、温度差は確実に大きくひらいている。 私は、重すぎるほどの愛情と確かな関係を求めるが 慎重な彼は絶対にいい加減なでまかせなど口にはしない。 先のことはその時になって考えるという、彼の言うことは 間違いではないが、私はそのせいでいつも不安。 いや、彼は誰に対してもそうだろうし、 好きでもない女と、何度も会ったり抱いたりはしない。
彼が、私とのことがきっかけで離婚などしなかったら 私も早くに諦められたのに・・。
今日は私のことをずっと名前で呼んでくれた。 今まで彼も女性を名前で呼ぶことはなかっただろうに 彼なりにちょっと無理をしてくれたんだと思う。 私のように、押しつけがましくないだけ。
でも、私はもっと彼に確かな絆を求めている。 それが彼には重荷になることを充分に知っていながら 私の不安は、私をただのバカな女にしてしまう。
私達の温度差が少しでも縮まればいいのに・・と願っている。
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