SAY-TEN DAIRY 〜晴天日記〜

2004年08月27日(金) 風の中の灯のように

死は突然やって来るものなんだ。
セカチュウなんて、まだ悠長な方なんだ。

昨日まで元気だった人が
そのことがあたり前だった人が
突然いなくなることの気持ちがわかる?

誰かに言われたことがあった。
答えられなかった。

人の生命は
激しい風の中で揺れる松明の灯のようだ。
消えないように消されないようにしても
寿命という、それぞれに与えられた時間の中で
消えていくものなんだ。

悲しい現場は見たくなかった。
車に乗り込んで、家路を走った。
夜の高速のオレンジのランプは、
その生命の松明のように
儚く揺れて、流れていった。


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