著者:浅田次郎
とうとう読み終えてしまいました…。 これから何を楽しみに電車に乗れば良いのか。
文庫全4冊で最初ニテさんから渡された時は ちょっとええ〜となったのですが(ごめん) 今、そんな自分を殴りにいきたいです。面白かったです。 あっという間に読み終えました。
歴史上の人物がわさわさ出てきますが あまり歴史小説という気持ちで読まない方が 楽しめるかもしれません。かなり次郎スパイスが効いているので。 歴史が好きだと「こうじゃない!」とか色々思っちゃうかもです。 それはそれとして、と楽しめる人だけ手にとってね。 いえばこれは娯楽小説ですけん!
一応主人公は春児という貧乏な男の子。 白太太という星読みのお告げ(将来、国の財宝を全て手にする云々) を信じて大清国が傾いていく中、必死で生きる男の子のお話です。
またこの春児が健気でかわゆいのです! 実写ならニノがやったらいい。モエす! その後、うるるん滞在記をみて風間でもいい! とニテさんと言い合いました。モエす!
まあ私が一番気になったのは 文秀(春児の幼なじみで金持ちの坊ちゃん。頭もいい)と 文秀が世話をしている春児の妹(文秀を慕っている)琳琳との 恋模様だったわけですが。
描写が少なくてほんとまいった。 もっと!次郎、もっと!と思いました。 年齢差にほんとよえー。 最後まで読んじゃうとまた違う感想もでてきましたが。 復生さん(琳琳の婚約者)に涙。 すげーいい人!すげーいい人! この人たぶんこうなるんだろうな、 と思った通りになってしまいましたが(爆)
ラストはええー!となりましたが、 面白いので未読の人は是非!
|