2007年04月08日(日) |
舞台「猿股のゆくえ」 |
劇団:三田村組 脚本/演出:田村孝裕 出演:三田村周三、岡本麗
打ち合わせの隙間をぬって 誘われていた舞台を観に行ってきました。
関係ないけど「五つ星のお付き合い」という本の中に 「人の誘いはできるだけ断らない」という項目があって その理由として 「断り続けると人は三回まではあなたを誘うが、それ以降は誘わない」 だそうです。でもそうなのよね。 忙しくなるとつい誘いを断りがちな私ですが(根っこが怠惰だから) この言葉を思い出して最近は踏みとどまっております。 どんな誘いにも乗る必要はないと思いますが。
まあ結果、手帳が予定でぎゅうぎゅう…。
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あらすじ(下手なのは仕方ないんです)
小さな町のバイク屋の家族。 母親が病気に倒れ、仲の悪い兄と弟、結婚を控えた姉、 威勢がいい妹と頼りない旦那の夫婦が集まった。 下町家族の物語。
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控えめで無口な父親を三田村周三さん、 明るくて天然かわいい母親を岡本麗さんが演じました。 とにかく岡本麗さんがかわいらしくて素敵でした〜。 芝居の緩急の付け方もうまいし 出てくるだけでふわっと空気が変わるんです。 作演出の田村孝裕さんの舞台を 観るのは今回で3…4回目くらいかな。 今までで一番明るい…明るいか? 明るくはないけど今までで一番光の差す作品でした。 田村孝裕さんは人間の歪みとか関係性の中にあるものを 家族というフィルターを通して描くのが上手いです。
いつもうまいなーと思いながら観るんですが なんかこう、あと少し…モノ足りない感が抜けない。 好みの問題でもあります。 あんまり感情がぶれない人なんでしょうね。 私はぶれまくりの人なんで(笑) そういうひょうひょうとした感触に 肩すかしに似た気持ちになってしまうんだと思われ。
今回の芝居で一番気になったのは 長女が母親と喧嘩するところ。 長女のあの怒鳴り方はひどい。 芝居が壊れたな、と思いました。 一番良いシーンなのになーもったいない。
でも芝居は生モノなので 今回私が観た回のみそうだったのかもしれないですが。 良い所が色々あっただけに気になった、という感じでした。
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