2005年02月20日(日) ひの、関西へ行く。その1(適当な後編)
なぜかその1が前後編に分かれたのは。
エンピツに二十枚以上無理ってはじかれたからである。
ちなみにその1は全部で二十六枚あった。書きすぎだ……! その2は非常に短くしようと心に決めるひのであった。
では以下続き。
で、この東本願寺の離れにある庭園を見に行ったりして、その後、鈴虫寺へ。バスで揺られること一時間。一人バスは最悪なぐらいに暇だ。寝る。どうせ終点だ、寝させろ。
しかし。この寺が。
あの静謐な東本願寺と比べると。
俗物すぎた。
行ったら、参拝料なのかお茶代なのかそれとも和尚の説法代なのか、よくわからんがとりあえず五百円取られる。もう取られると書いている時点でこの寺の参拝客として私はアウトだ。
上がると広い和室へ。すでに和尚が説法中。鈴虫が鳴いている。そりゃあお世話ご苦労なことだ。と書いている時点でこの寺の参拝客として私はアウトだ。
この和尚の説法が。
この寺の幸福お守りへの願掛け方法について。
おいおい……、さっき私は東本願寺でお守りのない理由にひどく納得したのに……。
和尚は語る。語る。語る。語る。まぁそれが仕事だもんね。ていうか、おいおい、これはお守り買えよというCMか……。CMにしか聞こえない……。東本願寺では何もお金を使わなかったのに。
で、説法が終わると、背後でお守り販売が――!!!
オイ、寺って、本堂どこだよ。あぁ、地蔵を祭ってるのか? 地蔵を祭ってるんだな? お前んとこ宗派なんだ、教えろ。
結局、お茶と和室と和尚の説法だけで終わった。和室しかねえのか、この寺は。お守り? 買う気がおきるか、このやろう! 東本願寺での大らかな気分を返せ!
――と思いながら帰っていった私は、少しだけ、バチが当たるかなぁと思ったんですが、でもまぁそういうことを考えること自体がナンセンス。御仏は別に何かしてくれるわけではないのだよ! いや、ここは地蔵か……。
そんで私はまたバスに揺られて一時間、京都駅に帰っていった。何しに行ったんだ、時間を返せ。西本願寺に行けばよかった。
京都駅についたものの、どうしようかなぁ……大阪に行くには荷物が重いからあんまり歩きたくないしなぁ……、というわけでぶらりと京都の地下街を歩いてみる。
服を買うのはどうよと思いながら歩いていると。
あぁ。かわいい下着屋さん……。(名古屋にも普通にたくさん店舗がある)
ついふらふらっと入って、ついふらふらっと購入……。京都の店員さんは親切だった……。また来てくださいねーと言われて、もうこねえよ、思いましたが。ポイントカードを忘れたので名古屋でポイントつけるよ、お姉さん……。
何で京都でこんなこと。と思いながら、会社への土産を購入。八橋嫌いなので、別のでゴー。本当は漬物買いたかったんですが、腐るいわれてはだめですな。
そろそろ大阪に移動するかー……メシどうしようと思ったところで、あぁ、携帯ずっと見ていなかった、と思って確認すると。
Linaさんから来ていました。メール。おお! メシつーか飲み会のお誘いだ!
断るわけがない。というわけで大阪で酒盛りなのです!
京都を離れ大阪へ。目の前に立っていた青年三人組が私の前でリアル漫才繰り広げていて、今回ばかりは眠らなかった。しかしいまだに疑問だが、なぜボケ役の青年は、ジーンズのジッパーすぐ下のところ(まぁつまり股間)が穴開いていたのだろう。なんでそんなとこが……ていうか、今からコンパでそれ履くか、青年……いやでも君は非常にボケててエロくて面白かったのでいいです(何それ)。
大阪に着いたー。しかし荷物が重いー。Linaさんが来るまで時間があるー。
というわけでひのはホテルへ先にチェックイン! で、一人で大阪を歩くのです!
前も来たから、梅田、楽勝ヨ。地図見なくてもへっちゃらヨ。思ってたんですが。
前はそういえば、連れについていくだけだった……orz
結果、結局地図を見つつ。アレー、ここに出たらHEP−? この先でいいよなー? とか思いながらも、突き進んでいくひの。大丈夫。俺、地図読める子。どっちが北かも大体わかる子。平気よ、きっと……!
そして。
見えてきた。
夜の街のネオンが――。
懐かしい。懐かしさすら覚える。そう、このヘルス街に安いホテルは集まっているのだ! 前もここに泊まってるんだ! 今日のホテルもきっとこの街だ!
疑いもせずに一人私はピンクい街へ足を進めた……。
一人で歩くピンクい街はアレである。スカウトされたらどうしよう(嘘)。
無料で店の女の子の写真が見れるコーナーがあったり。もちろん私も見ながら通ったり。で、この街、ラブホもあるのですよね。若者には別になんとも思いませんが、何だろう、中年の熟年って感じのでも夫婦に見えない人たちが入っていくのを見ると、心がうきうきするのはどうしてだろう……いつもそう……。
で、やはりその街を越えた先にホテルはありました。国道からすぐに入れるところに。(ピンクい街通らんでもええやん……)
初めて一人でチェックインー! どきどきだ。お兄さんは眼鏡だった(無駄に覚えてる記憶)。
そこで聞かれる。
「おタバコは吸われますか?」
ひのは考えた――。
なぜなら。
私の持っていたカバン。その横ポケット。
煙草(セッター)とライターが入っていた……。
全てはかずみんのために。買ったのよ、私。吸おうと思っていたのよ、私。ちなみに普段吸わないのよ、私。やさぐれたときだけよ、私。ところでやさぐれて煙草を吸う心理が解らないと言われたんですが、どうして? 私には普通の感覚だった……!
「吸います……!」
よし。吸おう。家じゃ吸えないから。ママンが泣いちゃう。パパンも兄が吸い始めたとき、「俺の息子なのに煙草を吸わないすばらしいやつだと思っていたのに……!」って言ってたわ(要するに自分、ヘビースモーカーだった)。だから、遠く離れた大阪の地で吸うの、私!
どきどきしながら部屋に入る。しかし鍵の開け方が解らず、がちゃがちゃ格闘。私、カコワルイ。
で。
ついに開いたお部屋。
ここが私の一晩のお城……!
……くせぇ!!!
撃沈。
「へ、部屋変えてください……!」
眼鏡のお兄さんは非常に不審そうに私を見た……。
ホテルを出て、再び梅田へ。もうピンクな街は通らないわ。国道を通って梅田へ行くわ……。
その国道へ出る細い路地。そこで、やたら私を見てくる青年。何だ……、と思ったら近づいてくる。な、ナンダヨ!
「あの、よろしかったら、一緒に食事でも……」
さびしげな兄ちゃんだったのか……。
しかし、いくらなんでも私にはピンクな街から出てきた見知らぬ人と食事する勇気はない。お前もピンクな街から出てきたやんけ! とか言うな! ホテル代は安いほうがいいだろ、立地なんて気にしてられるか!
兄ちゃん自体はとても普通で割と格好いい感じだったが、とても街の雰囲気が怖すぎる。さよなら兄ちゃん。こう書いてるけど、別に普通の街でもついていきませんよ、私。誤解は解いておかねばな!
普通に「いや、友達と食べるので……」と断りました。
Linaさんに会うまでぷらっと大阪の地下街やデパートを眺める。大阪は大きいです。地下街広すぎ、大阪駅広すぎ。デパート大好きな私ですが、やっぱり名古屋の慣れたデパートの方が落ち着きます。だって、何がどこにおいてあるのかすぐ解るんだもの……。買うほど気に入るものもなく。ぷらぷらしていたら時が過ぎていき。Linaさんから連絡ー。
「大阪のどこ待ち合わせにしますカー」(だった気がする)
解るわけねえだろ……!
解りやすいとこでお願いします。いや、まじでお願いします。
なわたろさんとも連絡を取っていたLinaさん、どっかの出口を指定してくれた。中央口にいた私、どこに行けばいいのだろう。そしたら地図! 万歳、地図読める! すぐにたどり着くことができました。おぉ、なんだか大阪に詳しくなった気がするよ……でも広すぎてヤダよ……名古屋狭くていいよ……。名古屋マンセーな私には、この街には住めないとかそういう気持ちばかりが先立つ。名古屋狭いもん……。
そこでぼーっと待っていると、なわたろさんと出会う。いつ以来なのだろう、名古屋以来ですよ、なわたろさん! ていうか、会ってる人少ないんだからそりゃそうだろう。
そしてしばらくすると……黒い人がやってきた。スーツケースまで黒か……。いや、わかってた。解ってたよ。黒い人だってことぐらい……。
というわけでLinaさんと合流ー。
他も大阪メンツを呼び出したが無理との事。その中でも三家原さんだけ返事がないらしい。んー、そうか、忙しいか、残念、三人で食べますか、飲みますか!
場所はなわたろさんにお任せ。だって帝國じゃないもん、知るわけないじゃん、大阪。
で、お店に案内してもらう。なんだか若者ばかり集いそうなお店に(偏見)。その店が混んでいた。満席……。いろいろやり取りをしてるうちに、三家原さんに電話が繋がり、店のお兄さんに「四人になります☆ 予約します☆」言ったらすっげ不機嫌そうである。おい、お前、客商売じゃないのか。十時ぐらいに来ますと告げて、Linaさんをホテルにご案内ー。国道からちゃんと行きましたよ!!
Linaさんはきちんと禁煙フロアですよ。当然ですね。そうすべきでしたね。しかし私がああいうことをやらかしていたため、随分部屋が離れる。ええ。そういう理由で私は完全禁煙フロアにいたのよ……。
ホテルからまた時間つぶしに店の近所にいこうかという最中。三家原さんから電話がかかる。急に用事ができたらしい。お忙しい人だ……。頑張れ。とゆわけで電話だけすることに。前に一度しか会っていないが、電話口で喋る。何を喋ったか覚えてない。が。
「ひのさん、もう酔ってるんですか」
といわれたことだけは覚えているよ……! ええ……!
私は素だ!! 酔ってねえ!!
まぁ三家原さんとは明日会うのでというわけで電話切って。つーわけで三家原さんを待たなくても良くなったのである。店に直行。いろいろいろいろ文句を言って結局「三人になりましたすぐ食べます」というとお兄さんにキレられるだろうかと思いつつ。しかし接客業、お兄さんは普通に通してくれた。つか忙しくてそんな客のこと忘れてねえか……。
そうしてようやくご飯ご飯。いただきまーす。
ここまで散々記憶にまかせて書いてきたんですが。別に酔ってないんだけど。話の内容覚えていません(何)。そんなに私、Linaさんとばかりニャンニャンしてましたか、記憶にありません。記憶にあるのはあなたがたが焦らしプレイに入ったことぐらい(何)(K澄さんに曖昧に教えてもらったけどな!(何))。
とりあえず、なわたろさんに「ミックスジュース♪ ミックスジュース♪ ミックスジュース♪」ってガストのジュースバー並にいろいろ酒を混ぜたことしか覚えがねえ。
最後の最後に確か私も混ぜられたんですが、死ぬほどまずい。なわたろさん、何であんたそんなに飲めたんだ。三杯くらい確か飲んでただろ。いや、でもさぁ。主犯はLinaさんだよ(押し付けた!)。
飲んで食べて、時は過ぎて、解散ー。なわたろさんとはじゃ、また明日ー、と別れる。大阪はこんな時間でも最終電車があっていいわね! と思いながら別れたんですが。大阪でもこんな時間はさすがに最終電車がなかった模様。ってこんなこと書いていいのか。いいや別に(何)。
そしてホテル。
別に国道を通ればいいのにLinaさんを引き連れてピンクい街を通る。
一人じゃないって気楽だなぁ!(※一人でも普通に平気だったが)
「一人じゃ通れない……!」なんてLinaさんは言うよ。明日一人で通ってくれ。普通に通れるから。かわいこぶってもだめさ(何)。
夜は夜でLinaさんが部屋に遊びに来る。ようこそひのの部屋へ……(何だコレ)。
浴衣で出迎える私。なのに着替えてくるLinaさん。う、裏切りものー!?(((((((( ;゚Д゚))))))) しかし、調子に乗って私は「セクシーショット」を自ら提案し、ちら見せ写真を撮る。しかし、問題が。私は足指靴下をはいている。ダサい。超ダサい。何がセクシーショットなのか。へろへろショットじゃないか……! つか眼鏡ですっぴんで足指靴下の時点でいくらどんなマニアでも三つの苦痛に興醒めだ。
二時ぐらいまでトークしましたか。Linaさんが。え? 私? ネタないもの。人のネタを聞いて楽しむに限るじゃない(何)。
喋らせすぎの上、お疲れのLinaさんが眠りに撃沈しそうなので「お前の部屋に帰れ」めいたひどい言葉を吐き捨て、私は一人お部屋で眠りについた――。
というわけでその1は終了です。最終的に書き上げた日は三月二十二日。一ヶ月以上過ぎている……。orz
ちなみに。
次の日なんですが、一日目と違って、もうかなり忘れています(だめじゃん)。
