愛してるわ!愛してるわ!愛してるわ! - 2004年08月10日(火) 見上げて、歯を喰いしばる。 --- 私が東京ラブストーリーを好きなのは今さら書くまでもないが、 何故かと言うと、やっぱりそれは赤名リカが好きだからだ。 「日本人の女性がどんどんわがままになっていくのは 東ラブがブレイクして、 赤名リカみたいな女性が増えたからだ。」 とどっかの馬鹿記者が書いていたが、 赤名リカはわがまま、という言葉には当てはまらない。 リカは激しくて、プライドがあり、純粋で素直な女性だ。 多分本当に日本人女性がどんどんわがままになっているとしたら、 そんな分析もできない馬鹿記者みたいな男がいるから 見くびられてわがまま放題されているだけである。 わがままは他人に迷惑をかける為だけにあるものだ。 読んだ人は分かると思うのだけど、 カンチと別れる、別れないでもめているリカは恐ろしく強い。 自分はカンチ以外の男の子供を妊娠しており、 それでも別れない、と言い張る。 自分が愛しているのはカンチ一人、それ以外の男とは何があっても 結婚なんてできない、と言う。 その辺りのリカが一番好きだ。 「この赤名リカがそんなこと言える訳ないじゃない!」 「愛してもいない男と暮らすなんて、それは赤名リカの生き方じゃないわ。」 「赤名リカはあたし一人よ、誰かさんなんかに似たくもない。」 気付くと思うけど、 リカは自分が「赤名リカ」であることに非常に執着している。 そして「赤名リカ」であることに誇りを持ち、 「赤名リカ」のままで生き抜いていこうと強く願っている。 柴門ふみの書いている物語テーマは常に「生き抜くこと」だと 私は勝手に解釈している。 あすなろ白書も、東京ラブストーリーも、同級生も、 登場人物たちは常に社会や人間関係の中で、 必死に自分を探し、保ち、もがいている。 中には事故で死んでしまったり、病死したり、自殺してしまう者もいる。 そうでなくても、会社を倒産させたり、夢を諦めたりと、 暗い場面も多い。 だがその中で、登場人物は生きていくのだ。 生きる糧を探し、自分の核を探し、生きていく。 赤名リカはその中でも一番生きていく力が強い。 自分を曲げず、流されず、孤独を恐れず、生きることに前向きだ。 赤名リカにとってただ呼吸をするということが生きている、という訳ではない。 根底に熱い芯があり、それに沿って生きていくことこそ 赤名リカにとっての生きる、ことなのだ。 それは周りから見ればとても不器用だったり波のある生き方だが、 そんな苦労に臆すること無く、リカは生きていこうとしている。 自分にとって納得がいく生き方をすること。 今の自分自身にとって、一番のテーマだ。 できれば苦労はしたくないし、馬鹿みたいに笑っていられるのが一番だが、 そういう自分が本当の自分なのか、 どうやって生きていくことこそ、最も自分にとって価値があるのか、 よく考えていきたい。 めんどくさいけど、これが私だ。タカハシチョコだ。 文句あるか?(←父の口癖) ...
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