semi-sweet-chocolate

 

 

- 2004年08月14日(土)

この世の終わりかと思うほど、うれしい。


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谷亮子が金メダル二連覇だ。
すばらしい。
よくやった。期待していたけどやっぱり嬉しい。
そしてキラキラまぶしい。

私は谷亮子が好きだ。
同じ表彰台にのぼると、
他のどの選手よりも小さいところも大好きだが、
一番好きなのは本当に一生懸命なところだ。
勝つことと強くなることにためらいがない。
そして柔道が本当に好きなところ。
私は剣道はやっていたが、柔道には全く縁がなかった。
でも、その競技にどうしようもなく惚れ込んでしまう気持ちは分かる。
脚が痛くてもお腹が痛くても、
どうしてもそのステージに立って勝負をしたい気持ちは、
本当に何ものにも変えがたい。
別にスポーツでなくてもいいのだけれど、
譲れないほど好きになるものがあることって素晴らしい。

コメントも良かった。
「谷亮子として金メダルを取れたことが本当に嬉しい」と。
聞いた時、びっくりした。
確かに野球の谷と結婚した時は、
かなりのハデ婚だったし付き合いも長かったので喜びひとしお、
って感じは受けたけれども、
結婚して名字が変わっただけでこんなにも自覚のある人妻になれる人って、
今の日本には少ないんじゃないかな。
それこそ赤名リカだ。
別れ際の赤名リカが持った自覚と自信並に、
既に谷亮子としての自覚と自信が出来ている。
今まで「田村亮子」の期間が長く、その時の輝きが大きかっただけに、
普通以上に「谷亮子」としてリニューアルした自分像には
プレッシャーがあったのかもしれない。

しかしいい夫婦だなぁ。
旦那様の方も、もちろん試合を見にきて、
谷亮子が勝った暁には泣いて義母や義祖母と抱き合っていた。
普通の姑と婿なら絶対にこんな場面はあり得ない。
涙の勝利会見の後には、ずっと観客席から
「よくやった!」
「よかった!」と泣いて喜ぶ谷亮子に話しかけていた。
その時の二人の顔が凄く良かった。
多分、さすがの谷亮子でも怪我などでものすごく不安があったのではないかな。
ずっと旦那の谷が、その間励ましてくれてたんじゃないかな。
夫婦なら当たり前のことかもしれないけど、
ヤワラちゃんの顔がその瞬間だけすごく緩んで見えて、かわいらしくて、
本当に信頼関係のあるとてもいい夫婦に思えた。

自分が「○○ちょこ」になったとして、
それを誇れるような結婚生活ってあり得るかなぁ。
タカハシ姓以上に誇れる姓。
お金とか、家柄とか、顔とか、中身とか、
そこまでくるときっとあんまり関係ないだろうな。
信頼とか愛とか、その旦那だけじゃなく自分との関係の問題だから。
ああ、いいね、そういう結婚。
そういう結婚だったら離婚しなくて済みそう。
多分私の結婚の第一目標は「離婚しないこと」。

とにかく谷亮子、おめでとう!
田村亮子の時より、さらに美しいメダルを手にしたと思います。


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